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Channel: 海鳴りの島から
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浮き桟橋を再設置して何が作業の中断か!

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 8月31日は海側のテントの再設置作業を手伝ったあと、午前9時半すぎに松田ぬ浜をカヌー11艇で出発した。今日から沖縄県が大浦湾に投じられたコンクリートブロックの潜水調査を始めるということで、調査地点を避けて練習を行うことにし、辺野古崎まで漕いだあと長島と平島の間を抜け、航路標識を回って平島をめざし東側の浜で休憩をとった。

 抗議船から、浮き桟橋が再設置されている、との連絡が入り現場に向かった。台風で撤去されていた浮き桟橋が海上に伸ばされていたが、抗議船やカヌーチームがやってきたため作業途中で引き上げたらしく、青い浮き桟橋の上にはアンカーやロープが置かれたままになっていて、緩衝材の俵型フロートも船に積まれたままになっていた。

 日本政府は沖縄県と交渉するため一切の作業を中断するとしていたはずだが、よりによって県の潜水調査が始まったその日に、浮き桟橋を再設置する作業を行っている。抗議船とカヌーでそのことを糾弾し、浮き桟橋の周辺で抗議行動を行った。昼食もカヌーに乗ったままとり、午後も抗議を続けた。

 作業員たちは陸からカヌーチームの様子をうかがっていたが、一度はクレーンを片付けるような素振りを見せた。作業をあきらめたかのように見せかけているのではないか、と様子を見ていたらしばらくして、案の定作業員たちが戻ってきた。

 午後3時頃になって、作業員たちが浮き桟橋の撤去作業を開始した。テレビのニュースによれば、浮き桟橋を海底に固定できなかったため、というのが理由だ。抗議船とカヌーがやってきたので、アンカーを打てずに作業を中断せざるを得なかったことが、この結果をもたらしたようだ。

 カヌーと船の抗議行動が奏功したわけだが、そもそも作業中断を言いながら、浮き桟橋を再設置すること自体があってはならないことだ。浮き桟橋やフロートの設置は、海底ボーリング調査に繋がるものであり、海上での作業以外の何ものでもない。県が潜水作業をしているそのそばで、沖縄防衛局がこういう作業をしていることを許してはならない。作業中断を反故にしている政府・防衛省に抗議の声を上げましょう。

 


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