24日は朝、台風が迫っているとは思えない青い空が広がっていた。
カヌーチームは台風対策でカヌーを風で飛ばされないように固定し、テントをたたんで、荷物を倉庫に運び込んだ。台風9号の対策から間もないので、みな手慣れたもの。
1時間半ほどでだいたいの片付けは終えたので、沖縄防衛局包囲行動に参加しようということになり、Sさんの車で嘉手納町に向かった。
嘉手納に着いて喫茶店で昼食をとり、沖縄防衛局へ。「わんから市民の会」の呼びかけに多くの人が集まっていて、リレー発言でカヌーチームからもあいさつに立った。
建物の中に引きこもっている沖縄防衛局員に、主催者代表が抗議文を読み上げて渡した。このあと沖縄防衛局は以下のことをしている。
http://www.qab.co.jp/news/2015072468580.html
こいつら本当に性根から腐ってるねー。海底ボーリング調査も終わらないうちから、〈本体工事に着手する段階に来たんじゃないかと思っておりますので…〉とはふざけた話だ。自分たちでボーリング調査など見せかけのアリバイづくりだ、と言っているようなものだ。夏には埋め立て工事に着手する、と言っていたのが、9月末までかけてもボーリング調査を終えられそうにない、と焦り、恥も外聞もなくなったのだろう。
本来踏むべき手続きもすっ飛ばし、強引に工事を進めようとしても、政府・防衛省の思い通りにはならない。翁長知事や沖縄県議会、稲嶺市長と名護市議会をはじめ、沖縄県内、全国の市民団体や個人が、辺野古新基地建設阻止のためにあらゆる手を尽くす。支持率の低迷にさらされ、追いつめられるのは安倍政権の方だ。
12時になり、沖縄防衛局の建物を1列に行進して取り囲むと、〈NO!HENOKO〉と書かれた紙を掲げたり、手をつないでウェーブを行ったりして、辺野古新基地建設阻止!を訴えた。主催者発表で336人が包囲の手をつなぎ、スタッフもあわせると約360人が、この日の行動に参加したとのこと。
そのあと沖縄防衛局の玄関前で集会が開かれ、発言や歌が続いた。発言者がバラエティに富んでいて、聴いていて面白かった。沖縄防衛局への怒りはもとより、歌と笑いもあって盛り上がった。
最後は、ガンバロー三唱、で締めくくった。
こちらはカヌーチームのアイドル、チョコのシュプレヒコール。(上の包囲行動とは関係ありません)
名護に戻り、夕方から伊波洋一さんの講演会「普天間から安保(戦争)法制を見る〉を聴きにいった。主催は「いーなぐ会」。レジュメの内容をじっくり話したら3時間はかかるだろう。それくらい時間をとって聴いてみたい、と思った。
日々の忙しさに追われて理論追求がおろそかになっているので、台風の間は本を読みたい。