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濃霧に包まれた辺野古の海、大浦湾でのカヌー練習

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 14日は午前9時半頃、松田ぬ浜から12艇のカヌーが出発した。先に出発した9艇は瀬嵩の浜まで漕ぎ、3艇は松田ぬ浜周辺で練習を行った。

 キャンプ・シュワブ内の砂浜では、米軍の水陸両用車・AAV7が上陸訓練を行い、少し離れた所ではゴムボート3艇を出して訓練の準備をしていた。沖縄に住んでいれば、陸でも海でも空でも、米軍の訓練を連日目にしなければならない。軍事植民地の風景を見せ続けられる苦痛が続く。

 AAV7やゴムボートを使った訓練の様子を見て、日本の島嶼防衛のために米軍が活躍してくれる、と考えるならおめでたすぎる。仮に中国と戦争になるなら、真っ先に飛んでくるのはミサイルだ。キャンプ・シュワブも当然標的となる。米軍や自衛隊の逆上陸を云々する前に、ミサイルの集中攻撃を受けた基地、周辺地域がどうなるかを想像してみるがいい。こういう訓練で沖縄の住民が守れるわけがない。

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 海上保安庁の使う浮き桟橋はまだ再設置されておらず、米軍が訓練をしている砂浜の近くにゴムボート4隻を準備してあった。カヌーチームが浜から漕ぎ出したのを見て、保安官たちが待機所から出てきてゴムボートに乗り込んだ。14日は4隻のゴムボートがカヌーや抗議船について警戒にあたっていた。

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 14日は濃霧でシュワブ内の建物がかすんで見えるほど。平島や長島が見えなくなる時もあり、カヌーチームは各艇が離れすぎないようにバディや班で注意しながら漕ぎ進んだ。

 辺野古崎の岩場はかなり潮が引いていて、台風対策のためグリーンのネットが取り払われた状態となっていた。台風7号の様子を見ながら海上作業が再開されるようで、その前にネットやフロートが再設置される動きを注意しなければならない。

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 長島の間を抜けて大浦湾に出た。先週まであったオイルフェンスやフロートが撤去され、広々とした海が気持ちいい。作業が行われていないので、海保のゴムボートも特に規制することはなかった。濃霧に注意しながらフロートの外側を瀬嵩の浜を目ざして漕ぎ進んだ。

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 台風がフロートに与えた影響を見ながら漕いだが、海上では所々でフロートとオイルフェンスがよじれたりしているくらいだった。しかし、問題は海中だ。フロートやブイが波で大きく揺さぶられ、アンカーと繋いでいる鉄鎖が海底でサンゴを傷つけていると考えられる。米軍は沖縄県による臨時制限水域内での調査を1日も早く認めるべきだ。

 フロートに数羽のアジサシが止まっていて、カヌーや船が近づくと海上を飛び回っていた。海底ボーリング調査がアジサシの飛来や営巣に与える影響も大きな問題である。

 瀬嵩の浜につき、14日は午前中でカヌーの練習を終えた。15日は瀬嵩の海岸で5・15平和行進の出発式が開かれるので、カヌーチームと抗議船は海から連帯の行動をすることを確認した。

 


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