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Channel: 海鳴りの島から
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平島の砂が流出。フロート設置の影響か。

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 6日は松田ぬ浜から10艇のカヌーが出発した。先週から海が荒れて海底ボーリング調査が行われていないが、この日も作業は中止と海保が言っていた、と連絡を受けながら辺野古崎に向かった。岩場を抜けて長島に向かうと、いつものように海上保安庁のゴムボートが待ち受けている。しばらく様子を見てから長島の間を抜けて大浦湾に出た。

 海底ボーリング調査は行われていないようだったが、作業船が出ているのが確認できた。遠目には何をしているかよく分からなかったが、海保の警告に一進一退しながら、何か動きがあるかと午前中は大浦湾で警戒を続けた。

 平島で昼食をとったあと、午後も長島の南側と大浦湾に分かれて作業船の動きを警戒した。スパッド台船の周りで数隻の作業船が動いているのが確認でき、さらに米軍のプライベートビーチ前に停泊していたクレーン付台船が移動を始めた。海の荒れがおさまって海底ボーリング調査を再開するため掘削地点に戻っていく。

 長島の南側にいたカヌーメンバーが大浦湾に入り、クレーン付台船に向かって抗議のため漕ぎ出した。海保のゴムボートと向かい合いながら大浦湾で警戒していたカヌーメンバーもクレーン付台船に向かったが、9艇のカヌーが海保に拘束されて辺野古の浜に連れて行かれた。

 その過程で市民の抗議船・不屈に海保の巡視艇・てぃだが追突し、不屈の船室ドアが破損。ガラスが割れて乗員に降りかかるという事故が発生した。さいわい、けが人は出なかったが、海保の過剰警備によって再び危険な事態が引き起こされている。

 長島の岩場に小さなサンゴが生えている。私が子どもの頃、今帰仁村の海は浅瀬の岩場もこういうサンゴに覆われていた。旧暦3月3日の浜下りの時はピシ(干瀬)のサンゴの間で貝を拾い歩いた。それも遠い思い出だ。こういうサンゴが無事に大きくなってほしいと思うのだが、そのそばにはフロートのアンカーが設置されている。

 平島の南側の砂浜が、今年に入って砂が流出し、かなりの部分が岩が剥き出しの状態となっている。昨年の夏、この場所でカヌーをあげて休憩をとったとは思えない。原因として考えられるのは、辺野古崎と長島の間をふさいでいるフロートだ。二重、三重に設置されたフロートにより潮流に変化が生じ、砂の流出につながったのではないか。

 砂浜がこういう状態になったのは、同場所にフロートが設置されてからだ。埋めたて前にすでにこういう影響が生じているなら重大な問題だ。ぜひ沖縄県と専門家に調査してもらいたいし、沖縄防衛局は辺野古崎と長島の間をふさいでいるフロートを即座に撤去すべきだ。

 


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