3月に入って冷え込む日が続いていたのだが、13日はよく晴れて暖かい1日だった。午前8時前にキャンプ・シュワブのゲート前に行き抗議行動に参加した。連日、泊まり込んでいるメンバーは深夜の監視行動に続き、早朝からゲートに入る海底ボーリング調査の作業員や海上保安庁の職員に対して抗議行動をとりくんでいる。そのあと引き続きゲート横の歩道で集会が開かれた。
https://www.youtube.com/watch?v=eHn4x46RjsY
国道329号線の向かい側にブルーシートのテントが移動したので、ゲート前の抗議行動以外の時間は、その前で集会が開かれている。参加者の発言や歌などが続くのだが、13日は読谷村や島ぐるみ会議の皆さんが途中から加わり、最大時150人ほどの参加者があった。
午前10時半頃、辺野古弾薬庫近くのゲート前まで行進し、大浦湾で行われている海底ボーリング調査の様子を見た。翁長知事の作業中断要請を無視して、12日から掘削作業が再開されている。抗議をしているカヌーや船の姿が見えたので、激励のシュプレヒコールを行った。カヌメンバーもパドルを立てて応えていた。
午後のゲート前の抗議行動では、若者たちのグループがマイクを手にし、基地内に向かって一人ひとり自分の思いを語っていた。沖縄県警が「移動しろ」とスピーカーでくり返し邪魔をしていたが、ゲート前に集まった参加者は県警に抗議しながら、若者たちの発言に聴き入っていた。座り込みの準備や片付け、泊まり込みの監視行動など若者たちがいろいろなところで頑張っている。
昨年の7月に始まったキャンプ・シュワブ・ゲート前の座り込み抗議行動も250日を迎えた。ちなみに昨年7月に抗議行動が始まった頃の旧ゲートは下のような状況だった。
殺人鉄板や仮設ゲートもなく、民間警備員も3~4人しかいなかった。いまから見るとほのぼのとした風景にさえ見えるが、8カ月ちょっと前のことだ。警備・弾圧体制が強化されたのは運動が広がり、大きくなったことの証でもある。陸と海の抗議行動に参加してきた人たちの力で、旧ゲートは常時使用ができない状況に追い込まれている。
13日はテント村の強制撤去が行われるのではないかと、参加者の中では緊張があった。週末の実力行使を警戒して泊まり込みが続いている。一人でも多くの人が抗議行動に参加することが力になります。人それぞれ生活の条件によって参加できる時間は限られていますが、安倍首相や菅官房長官の「粛々と進める」という言葉にワジワジーしてふしがれない皆さん、ぜひゲート前に来てください。現場での行動を無理強いされることはありません。様子を見ながら座っているだけでもいいです。辺野古新基地建設を何としても止めたい、という思いがあるなら、まずは参加してみましょう。