22日はトゥンジービーサ(冬至の寒さ)の中、7人がカヌーの練習に参加した。先週、「辺野古へカヌーを送る会」から新たに3艇のカヌーの寄贈があった。黄色1色のマリブ2で、曳航用のロープを付け、2艇を初使用した。長期間使用したカヌーは水が浸入する物が多かったので、新品のカヌーの寄贈は大変有り難い。来年、海上作業が再開される際は大きな力となる。
辺野古の浜を出てフロート付近を通り、辺野古崎の岩場を抜けて大浦湾に出た。風と波に逆らって西進し、海上保安庁が浮き桟橋を設置していた付近まで漕いだ。湾に一部残っているフロートのそばで休憩してから、元のコースを戻った。
辺野古崎南側の浅瀬では22日も潜水調査が行われていた。
干潮でカヌーからも海面下にソフトーコーラルが見える。この一帯は中仕切り護岸が建設されようとしており、真っ先に破壊されそうな場所だ。沖縄防衛局はとにかく早く海に土砂を投げ込み、海を破壊することで沖縄県民の抵抗の意思を削ごうとしている。それを許してしまえば、このソフトコーラルも来年は土砂の下に消えている。
沖縄に残された貴重な自然を破壊し、軍事基地を建設する愚劣さを黙って見ていることはやめましょう。建設を止めるには、自分ができることを具体的に行動するしかありません。
辺野古崎の岩場には、10月に沖縄を襲った台風19号によって打ち上げられたアンカーが、今も放置されたままになっている。鉄板を重ねた物だが、赤錆びた様子が無惨だ。台風の波でアンカーが引きずられ、海底のサンゴを傷つけていたことも報じられていた。
年が明ければ、再びこのようなアンカーを何十個も海に投じ、フロートやオイルフェンスが設置される。それを阻止するために、カヌチームに新たに加わってほしい。継続的に参加できる人を常時募集しています。
辺野古崎付近では建物の解体工事が進んでいる。22日はバックホー2台が動き、コンクリートを落とした鉄筋を片付けている様子が見られた。浜のアダンを伐採、除去して設置されたフェンスの向こうに、山積みになった鉄筋が見えた。アスベストが問題となった兵舎でも、作業員が屋根に登って何かの作業を行っていた。
戻りは海岸付近の様子を細かく観察した。
カヌーチームの練習は、明日23日を含め、26日(金)まで通常通り行われます。年末の忙しい時期ですが、次の抗議行動の場所を知るうえからも、ぜひご参加ください。