Quantcast
Channel: 海鳴りの島から
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2937

多くの人の抗議でアスベスト関連工事は行われず。

$
0
0

 29日は沖縄県の立ち会いのもと、飛散性の高いレベル2のアスベスト関連工事が行われるということで、朝から大勢の人がキャンプ・シュワブ・ゲート前に集まった。メインゲートと新しく作られたゲートの二手に分かれて、基地内に出入りする車両を1台1台チエックした。

 10月3日に名護防衛事務所対し、アスベスト関連工事について住民説明会を開くよう、ティダの会で申し入れを行った。その際、同事務所の杉山真人所長は、3棟ある隊舎の真ん中の棟で、〈除去作業の工法上飛散の可能性の高いもの〉=レベル2のアスベストが、ボイラー保温材、コンプレッサー保温材として使用されていることを明らかにしていた。

http://blog.goo.ne.jp/awamori777/e/9cb80dada778f2342de090b5eb1ecbba

 その後もティダの会で住民説明会を求めているが、沖縄防衛局は区長に説明したことでこと足れりとし、住民への説明は拒否し続けている。加えて、アスベスト除去工事が行われていることを示す掲示板も基地内にしか設置されておらず、住民に周知しようという姿勢がまったく欠落している。

 住民の健康や安全は二の次にし、不都合な事実は隠して作業を進めようとする沖縄防衛局の不誠実さと、それを容認している仲井真県政を批判し、両ゲートで厳しいチエックが行われた。

 午前10時50分頃、沖縄県の担当者が乗った車4台が、新ゲートの方にやってきた。平和運動センター議長の山城博治さんとヘリ基地反対協議会代表委員の安次富浩さんを中心に、県の姿勢を問いただした。住民説明会も開かれず、十分な安全の保障もされないまま工事が進められることや、それに立ち会うことによって工事を容認する県への抗議がなされた。それを受け、県の担当者はこの日の立ち会いは取りやめ、今後も話し合いを持ちたい、と述べて去った。

 お昼に沖縄防衛局の責任者から、今日の解体工事は行われない、との確認が取れたとのことで、両ゲートでの抗議態勢が解かれた。30日の県知事選挙告示を前に、駆け込み的にアスベストを使用した施設の解体工事をやろうとしたのを、多くの人が朝から集まって阻止した!この意義は大きい!今後もアスベスト問題を追及し、危険な作業を止めよう!と全体で確認して気勢を上げた。

 午後もテントに多くの人が残って交流し、各ゲート前は数人で警戒を続けていた。マスメディアの取材に安次富浩さん、北上田毅さん、山城博治さんが答えている映像を以下に紹介したい。29日のとり組みの意義や今後の課題などが語られているのでご覧ください。

https://www.youtube.com/watch?v=g8X9D765eW4&feature=youtu.be

https://www.youtube.com/watch?v=LAssq6VIfgM

https://www.youtube.com/watch?v=EGlq0u73JTM

 


Viewing all articles
Browse latest Browse all 2937

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>