7日に投開票された名護市議会議員選挙は、稲嶺進市長を支持する与党が14議席を獲得し、過半数を維持した。
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-231266-storytopic-124.html
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=82432
辺野古新基地問題が生じてから、名護市民は選挙のたびに「踏み絵」を踏まされてきた。名護市民投票以来、家族、親戚、友人、知人とさえ仲違いしてしまうような選択を強いられ続けてきたのだ。しかも、日本政府は自らに都合のいい結論が出ない限り、市民の選択を無視し、踏みにじって平然としている。今回もまた、同じように無視しようとするだろう。
しかし、2度にわたる市長選と市議選の計4回連続して示された、辺野古新基地建設反対!という名護市民の意思は固い。それは11月の県知事選挙につながっていくし、今後の辺野古現地における、埋め立て反対!の取り組みを支える力となっていく。政府が現実から目を背けても、沖縄の潮流は政府の意のままにならず、自己決定権の確立を目ざして勢いを増している。
今回の統一地方選挙では、東村議会で伊佐真次さんが初当選を果たした。
高江ヘリパッド建設反対の取り組みの先頭に立ち、スラップ訴訟という国の圧力にも屈しないで頑張ってきた伊佐さんと、議会に議席を得るまでに彼を支えてきた「高江ヘリパッドいらない住民の会」の皆さんに敬意を表したい。当選おめでとうございます。
ほかにも宜野湾市議会の桃原功議員をはじめ、沖縄から軍事基地をなくすために積極的に行動しているが故に、ネット右翼の嫌がらせを受けている議員が再選を果たしている。さらなる活躍を期待したい。