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Channel: 海鳴りの島から
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69年も米軍基地と向かい合い、たたかってきたウチナンチューの心は、政府が期待するほどヤワではない。

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https://www.youtube.com/watch?v=w_3HcUnaS_o&feature=youtu.be

https://www.youtube.com/watch?v=LZ-8ONIY1bg&feature=youtu.be

 18日は午前7時過ぎに辺野古に行き、辺野古の浜から出発するカヌー隊を見送った。浜にカヌー隊が集まり出艇の準備をすると、海上保安庁のゴムボートが集まり、浜に向かって横一列になってカヌーを待ちかまえる。前をさえぎって進んでくるゴムボートや警戒船をよけながら、カヌー隊はフロートやブイの所まで行くと沖に向かい、フロートを回り込んで平島に向かった。

 そのあとキャンプ・シュワブのゲート前に移動した。午前中、すでに200名ほどの人が参加していて、デモの際にはゲート前に収まらず、歩道まで進んで折り返すほどだった。スパッド台船が設置され、ボーリング調査が始まろうとするなか、日本政府は県民にあきらめムードが広がるのを期待しているのだろうが、政府の県民意思を踏みにじるやり方にむしろ怒りが高まっている。69年も米軍基地と向かい合い、たたかい続けてきたのだ。ウチナーンチュの心はそんなにヤワじゃない。

 歩道にはブルーシートで作ったテントが長く伸び、休憩をしながらリレートークや歌声が響いた。アコーディオンの伴奏で「沖縄を返せ」「がんばろう」の合唱もあった。

 カヌー隊は二手に分かれていて、大浦湾の方で監視活動を行っていたカヌー隊から報告があった。海上保安庁の弾圧がメディアの報道などで弱くなり、フロートやブイの所まで行って監視・抗議行動を行ったことが報告された。一方で、カヌー隊が離れたあとにスパット台船を使ったボーリング調査が開始、されたことも報告された。

https://www.youtube.com/watch?v=JQXFIkpF-aw&feature=youtu.be

 辺野古弾薬庫の近くから、スパット台船とボーリング調査の様子を見ると、台船の中央部から海面に伸びる金属の棒が見えた。10年前は単管やぐらに市民が登って阻止されたボーリング調査を、政府・防衛省は制限水域を拡大し、フロートを何重にも張り巡らしたうえで、海上保安庁を使い海上抗議行動を強制排除して進めている。しかし、それで埋め立て工事が円滑に進められると思ったら大きな間違いだ。

 政府・防衛省が海の抗議行動を封じ込めるなら、陸のたたかいをさらに強め、単に埋め立て工事を止めるだけでなく、キャンプ・シュワブを使えなくしていけばいい。キャンプ・シュワブに限らず、住民の怒りと反発に囲まれて、いざという時にゲート前で激しい抗議行動が起こって封鎖されるような基地を、米軍は維持していけるか。政府の強権的な姿勢は、ウチナンチューの基地に向かい合う姿勢の大きな転換を生み出す機会になる。

 県庁前広場を10時に出発した大型バスは、当初2台の予定だったが、希望者が多くて3台に増やされたとのことで、170名ほどの人が辺野古にやってきた。ただ、キャンプ・シュワブゲート前での行動に参加した時間が短く、出発時間を早めるか引き揚げ時間を遅くするなどの工夫が必要だろう。せっかくバスをチャーターして辺野古まで来たのだから、現場を見学しただけではもったいない。

 ボーリング調査が開始された今、本当に工事を止めようと思うなら、自ら努力してキャンプ・シュワブ前に来て、一歩も二歩も踏み込んだ行動をしないといけない。沖縄県民の大多数が示している民意を平然と踏みにじる安倍政権に対して、このまま工事を強行すれば政権が持たない、と思わせるだけの抗議行動を起こしましょう。

 


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