16日は午前9時から辺野古の浜で、5・15平和行進の出発式があったので参加した。東・西・南の3コースの行進団が1100名(主催者発表)集まり、目の前の海を埋め立てて新基地建設を強行しようとしている日米両政府のもくろみを許さない決意を固めた。
主催者を代表して山城博治実行委員長のあいさつがあり、ヘリ基地反対協議会の安次富浩代表委員の連帯あいさつ、各コース代表の決意表明に続いて、韓国で反基地運動をたたかっているメンバーのあいさつもあった。辺野古新基地建設や高江ヘリパッド建設に反対し、集団的自衛権を容認して憲法9条を葬り去ろうとしている安倍政権を批判する声があがった。
ガンバロー三唱のあと、辺野古の浜を1周して、東コースの行進団が出発した。西、南コースの行進団もそれぞれの場所に移動して、18日まで3日間の平和行進が始まった。18日は3コースが合同して午前9時に宜野湾市役所を出発し、普天間基地を包囲する形で行進を行ったあと、午後2時から宜野湾市海浜公園屋外劇場で「5・15平和とくらしを守る県民大会」が行われる。ぜひご参加を!
沖縄は梅雨に入っているのだが、今日は好天に恵まれた。東コースの行進団は午前中、辺野古・久志の集落を抜けて国道330号線を南下。宜野座村潟原(かたばる)のガソリンスタンドそばで休憩をとったあと、宜野座村役場まで歩いた。反住基ネットのメンバーと一緒に行進に参加し、村役場横の広場で昼食をとって名護に戻った。
帰りに潟原上空を飛ぶMV22オスプレイを目にした。日本の政治状況は悪化する一方で、集団的自衛権の容認は沖縄に、米軍だけでなく自衛隊のいっそうの強化をもたらすだろう。政府は辺野古埋め立てに反対する市民に刑特法を適用して排除し、反対運動を萎縮させて工事を強行する構えだ。私たち一人ひとりが、それにどう立ち向かっていくかが問われている。