19日は午前10時から辺野古の浜で「辺野古新基地建設対/ボーリング調査阻止座り込み10周年」の集会が開かれたので参加してきた。
2004年4月19日の早朝、日本政府と那覇防衛施設局(当時)が、ボーリング調査に向けての作業ヤードを辺野古漁港に建設しようとした。それに対し辺野古住民と支援する市民は、現場で抗議し工事強行を許さなかった。以後、ボーリング調査のために海上に単管やぐらを建設しようとする政府・防衛施設局・業者に対し、反対する市民は海上行動をくりひろげ、ついに調査を断念させた。
あれから10年、再び日本政府が辺野古新基地建設を強行しようとするなかで、それを許さないという思いで約450人(主催者発表)が集まった。
最初に海上抗議パレードの安全を祈願して、港の岩に祭られた竜宮神にうがん(拝み)をうさぎ(捧げ)た。そのあとヘリ基地反対協議会の安次富浩協同代表のあいさつと、海上抗議パレードにカヌーで参加するメンバーの代表からあいさつがあった。
小型船6隻、カヌー13隻で浜の前の海上をパレードして、新基地建設反対!を訴えた。
海上抗議パレードをしながら浜では集会が開かれた。まよなしんやさん、KEN子さんの歌のあと、政党代表や県議、市民団体の代表によるあいさつがあった。高江「ヘリパッドはいらない」住民の会からはフラダンスも披露された。
よく晴れた1日で、空と海の青、森の緑を眺め、細やかな砂に寄せる波の音を聞きながら、沖縄に残されたこの貴重な自然を、守(まむ)らんねーならん、とあらためて思った。
日本政府が言う基地の「負担軽減」などまったくの嘘っぱちであり、沖縄は中国に対抗するための日米の軍事要塞として基地強化が進められている。19日には与那国島で、自衛隊沿岸監視部隊の配備に向け、施設造成工事の起工式が開かれている。安倍政権が集団的自衛権の行使にふみきれば、辺野古新基地は日米協同の軍事拠点となるだろう。政府・沖縄防衛局による埋め立て工事強行を許さないために力を尽くしましょう。