このブログは自宅のパソコンから発信しているので、高江に泊まり込んでいるときは更新できないのがもどかしい。政治問題に限らず色々と書きたいことがあるのだが、時間の確保がままならない。何よりも思うように本が読めないのがつらい。基地問題への対応に追われて生産的な仕事の時間が削られること。これも沖縄人にとって大きな基地被害である。
『標的の村』が全国で上映されている効果で、高江に研修で訪れる団体が増えた。15日(土)もメディア関係の労組がヤマトゥから来ていて、N4ゲートやメインゲート前で説明を受けていた。東京から高校生のグループも教師と一緒に1泊2日でやって来て、メインゲート前の行動に参加してくれた。沖縄の現実を知って、なぜこのような状況になっているのか、日本の問題を自分のこととして考えてほしいものだ。
N4のヘリパッド建設現場では連日工事が進められている。バックホー2台と4トンダンプカー2台が現場に入り、搬入した赤土を転圧して整地作業を行っている。バックホーのキャタピラ音と地面叩く音が森に響く。日曜日は休みを取っているが、監視活動は土・日も続けられている。平日と変わらずに重要な取り組みなので、ぜひ数時間でも行動に参加してほしい。
25(土)、26(日)の両日は名護の桜祭りだった。高江でも新川ダム入口の桜が見頃になっている。森を歩くとサクラツツジの花が咲いている。道のそばでも咲いているので観察してほしい。メインゲート北側の草の穂で蜘蛛が餌を狙っていた。見事な擬態だった。
27日は工事だけでなく、米軍演習も激しく行われている。基地と軍隊がもたらすのは、破壊と殺戮であり、住民の犠牲である。高江に来てやんばるの自然の豊かさを知り、森と命を守る取り組みにご参加ください。