先週は名護市長選挙に集中し、今週は車の修理そのほか所用があって、23日は久しぶりに高江に行った。昼は温かい日差しが気持ちよく、メインゲート近くのタブノキが早くも艶やかな新緑を見せていた。少し森に入ると目を惹くのがトクサランの黄色い花とマンリョウの赤い実だ。四十雀がしきりに鳴き、時折ノグチゲラの鳴き声も聞こえる。陽が沈むと冷え込んだので、七輪に木炭を入れて火をおこし、暖を取りながらメインゲート前に立った。
名護市長選挙や辺野古新基地建設が大きく取り上げられる一方で、高江のヘリパッド建設はなかなかメディアに取り上げられないのだが、N4ー2ヘリパッドの建設工事が連日進められている。23日は終日バックホーの音が聞こえ、午後4時頃にはゲート近くでパジェロを止めて目隠しにし作業を行っていた。午後5時に作業を終えて引き揚げるトラックの荷台には、単管やカバーをかぶせた機材が積まれていた。
N4だけでなくN1でも工事が再開されることを警戒して24時間態勢がとられている。前回と同じ業者が落札したようだが、2カ所同時に工事が行われれば、反対するにもそれだけ多くの人手が必要になる。やんばるの森と海は沖縄に残された貴重な宝だ。それを守るのは一人ひとりの具体的な行動しかない。現場での長期の取り組みは、正直言って難儀です。大変です。でも頑張りましょう。