19日は夕方から辺野古区にある久辺三区の選挙事務所に行った。事務所に集まった辺野古の皆さんがテレビの画面を見つめていて、8時の投票終了のすぐあとに地元テレビ、新聞が稲嶺ススムさんの当確を報じると歓声が上がった。
4000票余の大差をつけての勝利は、金で心は売らない、という名護市民の良識の勝利である。投票日を間近にひかえて突然、500億円の「名護振興基金」を打ち出した石破茂自民党幹事長の発言は、名護市民の反発を買っただけだった。
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その後、事務所に続々と人が集まり、オードブルを囲んで祝杯をあげた。午後11時過ぎに稲嶺ススム市長が事務所にやってきた。辺野古のお年寄りたちは市長と手を握り、抱き合って喜んでいた。名護市民投票以来、苦労を重ねてきた辺野古・豊原・久志の皆さんの笑顔が見られてほんとうに良かった。
喜びにわく事務所では同時に、これからがほんとうの闘いだ、という声もあがった。これまでもくり返し名護市民の声を踏みにじってきたのが日本政府だ。辺野古埋め立てを強行しようとするなら、稲嶺市長を支えてみんなで阻止しよう!という決意が語られていた。
前回の選挙に続いて辺野古のど真ん中に稲嶺ススム市長を支える選挙事務所が設けられ、久辺三区の皆さんの活動拠点となった。事務所を支えてきた地元の皆さん、ご苦労さんでした。自らの意思をはっきりと示すのが難しい地域で、苦闘を重ねている皆さんを今後も応援していきましょう。辺野古新基地建設を決して許さない。これが名護市民が選んだ選択です。