12月29日の夜、沖縄防衛局が環境影響評価書の残部を県庁に運び込もうとし、緊急に駆けつけた市民に阻まれている。辺野古浜通信ほかいくつかのブログが状況を伝えている。深夜から集まり、寝ずの番をしている皆さんには頭が下がる。
それにしても沖縄防衛局というのは、本当に愚かで劣悪な集団だ。午前4時すぎの提出が大きな反発と批判を呼んでいるにもかかわらず、御用納めがすんだ29日の深夜に、評価書を再び運び込もうとするとは。よほど焦りにかられ、冷静な判断力を失っているのだろう。沖縄防衛局がもがけばもがくだけ、そのやり方の強引さ、手段を選ばない卑劣さが浮き彫りになり、自分で自分の首を絞めることになる。
言うまでもなく、沖縄防衛局の行動は上からの指示によるものだ。真部局長に圧力をかけている一川防衛大臣や防衛省の幹部、野田首相に対して、仲井真知事は抗議の声を発すべきだ。年末年始にもかかわらず、このような行為を繰り返すのは、沖縄県民を侮辱するものであり、県に対する行政上の対応としても非常識極まりない。1月4日の始業まで環境影響評価書の残部を提出するな、と沖縄防衛局に対し、仲井真知事ははっきり意思表示すべきである。