2月24日付琉球新報の1面トップは〈埋めて手申請今週にも〉という見出しの記事である。
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-203162-storytopic-53.html
〈政府は、米軍普天間飛行場の名護市辺野古沿岸への移設に向け、24日からの週にも公有水面埋め立てを県に申請する方針を固めた〉という。米国に盲従するしか能がない安倍政権の復活で、辺野古新基地建設も加速しようとしている。県道から金網越しに見えるキャンプ・シュワブの陸上部分は、改築、新築された施設が並び「移設」の準備が大きく進められている。海を埋め立てて滑走路さえ造れば、「移設」は短期間で可能な状況ではないか。
県内全市長村長、議会議長が参加して行われた東京行動も、安倍首相には何の意味もなかったようだ。米国にどう評価されるかがすべてであり、沖縄県民の意思など最初から踏みにじって当たり前としか考えていない。何をやっても無駄だ、国のやることは変えられない、という無力感とあきらめ意識を沖縄県民に作り出し、チルダイ化させて、最後は力で押し切るつもりだろう。
政府の思うつぼにはまらず、実際に辺野古や高江、普天間などの現場で、反基地運動を県民一人ひとりが作り出していくことが問われている。米軍が一番嫌なのは、基地の前で県民が行動することであり、沖縄の基地は使いづらい、思うように訓練ができない、という認識を米軍が持つようになってはじめて、基地撤去の動きは始まる。基地問題を解決するのは政府や国会ではない。基地問題に関して、沖縄は憲法や民主主義の番外地であり、県民の直接行動以外に活路はない。
高江では日曜日も監視行動が取り組まれています。24日は午後から社民党の県議会議員の皆さんがN4を訪ねる予定です。2月最後の週末で、監視行動を強化しますので、午後から多くの人が参加してほしいと思います。オスプレイパッドの建設に反対し、新緑が輝くやんばるの森と住民の生活を守りましょう。