19日(水)はカヌー8艇と抗議船1隻(平和丸)で海上行動を行った。
カヌーチームは午前8時8分頃に松田ぬ浜を出発し、すぐに平和丸に乗り込んで大浦湾に向かった。
途中、辺野古崎のK8護岸では、仮置き用土砂の陸揚げのためにダンプトラックが並び始めていた。
午前8時40分頃、ガット船1隻(marumasa10号)が大浦湾に入り、ランプウェイ台船に土砂を積み替えていた。
大浦湾全体の様子を見ながら午前8時45分頃、瀬嵩側のA護岸建設現場の近くに着いた。
鋼管矢板の打ち込み作業が始まっており、すぐにカヌーに乗ってフロートを越え、沖縄の民意を海と破壊して強行されている新基地建設に抗議した。
カヌーメンバーが海保に拘束され、カヌチャリゾート沖まで運ばれて解放されたあと、瀬嵩の浜に上がって休憩を取った。
そのあと再びA護岸の建設現場に行き、2回目の抗議行動を行った。
2本目の鋼管矢板の打ち込みが終わる間際で、先に4艇のカヌーが拘束されたあと、3本目の開始を待って残りのカヌーは待機した。
30分ほど待機したが、工事はいったん止まって次の動きがなく、風が強くなって拘束されているメンバーの寒さも厳しいので、残りのカヌーは船に上がって解放場所に移動した。
この日はカヌチャ沖で停泊していたサンドコンパクションパイル船(SCP船)のまわりでサルベージ船が動き、アンカー関連の作業をしているようなので注視していたのだが、A護岸の抗議中に移動を始めた。
カヌーと船で同時に2カ所行動する態勢がとれないので、残念ながらSCP船への抗議はできなかった。
これでSCP船は4隻が軟弱地盤改良工事で稼働することになる。
海保に拘束されたカヌーメンバーが解放される場所に向かう途中、3頭のウミガメが平和丸のそばを泳いでいった。
午前中、海上ヤードの建設現場では、砕石の投下が行われていた。
普段はトレミー船の横にいるサルベージ船が、SCP船の移動を補助していた。
サルベージ船が戻った後、トレミー船も軟弱地盤の海底への砂撒きを行っていた。
K5護岸ではL字型擁壁が続けられている。
現在、水曜日の行動は午前中だけなので、午後12時15分過ぎに松田ぬ浜に戻り、この日の行動を終えた。
今日は初心者練習を積んだ女性2人が、初めて抗議行動に参加し、大浦湾でカヌーを漕いだ。
ぜひ多くの人に海に出て、工事が行われている現場で阻止・抗議行動を行ってほしい。