7日も高江ではオスプレイパッド建設工事が進められている。前日まで見えたクレーン車が姿を消し、バックホーが移動するキャタピラ音やショベルで地面を叩く音、またローラー車が動く音が午後6時まで聞こえていた。直径45メートルの接地帯に芝を植えるための準備ならこれほどの音はしないはずで、15メートル幅で周りを囲む無障害物帯の整地作業をやっていたと思われる。
工事は最終段階に入っているが、土砂崩れによる遅れがかなり出ているはずだ。すでに書いたように、赤嶺政賢議員の聴取に答えて、防衛省は〈着陸帯の外の無障害物帯の一部が壊れている〉ことを認めている。無障害物帯はヘリパッド=オスプレイパッド本体に含まれ、工事の最終段階で壊れるようなヘリパッドが、まともな物であるはずがない。ヘリパッド建設に反対する人はもとより、容認する人であっても、まさか欠陥ヘリパッドまで認めるわけではあるまい。
防衛省や沖縄防衛局、大米建設は事実の隠蔽に必死だが、工期に間に合わせるために安易な工法で土砂崩れ箇所を処置すれば、いずれ大事故を引き起こしかねない。土砂崩れは大したことない、と言うのなら県や東村、国会・県議会議員、メディアに立ち入り調査と取材をすぐに認めるべきだ。時間稼ぎをはかるのは、見せたくない理由があるから、としか受け取られない。
7日の県内紙は、MV22オスプレイから水筒が落下したことを報じている。人にあたっていれば致命傷を与えていたかもしれない。
http://article.okinawatimes.co.jp/article/2013-02-07_44965
http://article.okinawatimes.co.jp/article/2013-02-07_44978
これは単なる個人的なミスではなく、オスプレイの機体構造上の問題に起因する。
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-201615-storytopic-11.html
こういう欠陥機が欠陥着陸帯で訓練する。住民の生活を犠牲にし、命を危険にさらして。そういうことを許してはならない。ぜひ高江でオスプレイパッド建設に反対し、監視・阻止行動に参加してください。オスプレイが飛来する各基地で、反対の意思を米兵に突きつけましょう。