17日(火)はカヌー8艇と抗議船1隻(平和丸)で海上行動を行った。
カヌーチームは午前8時6分頃、松田ぬ浜を出発した。
航路付近で平和丸に乗り込むと、沖を通って大浦湾に移動した。
大浦湾ではカヌー4艇が二手に分かれ、サンゴの移植船が自由に出入りできないように、フロートの開閉部付近で待機した。
残りのカヌー4艇は、すでに始まっていたサンゴの移植作業船に対し、阻止・抗議行動を行いつつ、前日行われた大型サンゴの移植作業の状況を調べた。
写真に写っている朱雀という作業和船は、青龍・白虎・玄武と合わせて4隻体制で動き、大浦湾に大型フロートを設置した時から長期にわたり、フロートの整備・点検、開閉などの作業をしている。
前日に続き、クレーン付台船が海中に何かを吊り下げた状態でフロートの外に出てきた。
海保のゴムボートが周りを囲み、カヌーや平和丸が近づくのを規制した。
A護岸の建設に向けた鋼管杭の打ち込み試験で、アンカーの鎖が大型サンゴを損傷したことが問題となっている。
その後、急きょ大型サンゴの移植作業を始めたのではないかと思われ、クレーンで吊り下げているのは大型サンゴの可能性がある。
事前に移植場所を予測し、カヌー2艇がそこに張り付いていたため、クレーン付台船は現場に近づくことができず、周辺を3回以上Uターンしていた。
最終的にはカヌー2艇が現場から離され、クレーン付き台船の設置が行われたが、現状でできる限りの阻止・抗議行動が取り組まれた。
A護岸建設に向けた鋼管杭の試験は、台船のクレーンは上がったが、目につく作業は行われていなかった。
大型サンゴの損傷という事故を起こしたことが、試験にも影響しているのかもしれない。
そもそもが、こんな事故を引き起こすこと自体、沖縄防衛局が強行している工事のいい加減さを示している。
沖縄は連日のように最高気温が35度に達する猛暑が続いている。
海水温も上昇しており、こんな時期にサンゴの移植を行うこと自体がでたらめ極まりない。
沖縄の海を守りたいと思う人は、ぜひカヌーに乗って大浦湾で新基地建設を止めるために行動してほしい。