16日(月)は午後2時50分頃、名護市辺野古のキャンプ・シュワブ新工事用ゲート前に行き、この日3回目の資材搬入に対する抗議行動に参加した。
炎天下、市民18人がゲート前に集まり、座り込みやプラカードを掲げて、新基地建設に向けた資材搬入に抗議した。
国頭の鉱山から運ばれてくる岩ずり(土砂)のほかに、今日から護岸建設用と思われる捨て石の搬入が始まっている。
午後4時頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。
ダンプトラックがK3護岸の近くにやってきて土砂を下ろしていた。
安和の琉球セメント桟橋出口で交通事故が起こってから、土砂を積んだガット船が大浦湾に入っていないので、新工事用ゲートから入ったダンプトラックと思われる。
午後4時16分頃、瀬嵩の森から大浦湾の様子を見た。
K9・K8護岸にはランプウェイ台船が接岸していたが、それらを含めて大浦湾内のガット船は空の状態が続いている。
N2護岸は土砂陸揚げ用のスパッド台船が撤去されている。今日から護岸建設用の捨て石が搬入されているので、これから護岸先端を保護している根固め用袋材も撤去されれば、N2護岸の延伸工事が始まるのだろう。
A護岸建設に向けた鋼管杭打ちの試験が続けられているが、この時間はすでに作業は終わっているようだった。
辺野古崎周辺の作業ヤードには、新しいフロートや消波ブロックが準備されている。
トランプに対する狙撃事件でメディアは持ちきりだが、アメリカ大統領が誰になろうと、中国への軍事的対抗を口実に沖縄基地の強化が進められる。
それにしても、自衛隊の大量処分はひどいものだ。肥大する防衛利権に群がる者たちが、シロアリのように組織を食い荒らしている。
辺野古新基地建設も似たようなものだ。工事が長期化し、予算が増大することを望むゼネコン、政治家らによって、市民の納めた血税が浪費されていく。
自分たちが金を儲けられれば、あとはどうなってもいい。沖縄人がどれだけ苦しもうが知ったことではない。
そういう腐った工事は人心を荒廃させ、これから悲惨な事態を続発させていくのではないだろうか。