5日(水)はカヌー7艇と抗議船1隻(平和丸)で海上行動を行った。
抗議船を牽引する車の不具合があり、いつもより遅れて午前8時37分頃にカヌーで松田ぬ浜を出発した。
途中で平和丸に乗り込み、午前9時頃に辺野古崎付近に着いた。
K6護岸は捨て石投下が終わって一つにつながり、被覆ブロックの設置作業が行われていた。
将来、装弾場となる予定の一画がK5・K6・K7護岸で四角に囲まれ、海水の流れが遮断された。
新たな護岸内のサンゴをはじめとした生き物はすべて、日本政府と防衛省・沖縄防衛局によって殺されていく。
2014年の8月にフロート設置が始まって以来、辺野古崎周辺では最も多くの抗議行動が取り組まれてきた。
かつては辺野古崎と長島の間を抜けて大浦湾に出ることができたし、岩場で生き物の観察をしたこともあった。
砂浜にはウミガメが産卵に訪れ、アダンの茂みはアーマンの棲み処となっていた。
それがいまは護岸で囲われ、醜悪な風景に変わり果て、生物もろとも埋め立てられようとしている。
10年経ってここまで海が破壊され、無残な状態となったことに怒りで腸が煮えくり返る。
カヌー3艇が二重に張られたオイルフェンスを越え、被覆ブロック設置に抗議した。
海保に拘束されてGBで松田ぬ浜の前まで運ばれたあと、平和丸で大浦倭に移動した。
カヌチャリゾートの沖付近では、サンゴの移植に向けて準備作業が行われている。
短時間だがカヌーに乗って抗議し、二人のメンバーが海底の様子を写真撮影した。
健康に生きているサンゴを砕いて別の場所に移し、大半を死滅させて何が「移植」か。
こんな欺瞞にお墨付きを与えている御用学者たちには、科学者としての良心や誇りが微塵もないのだろう。
陸上での抗議はもちろん大事だが、ぜひ多くの市民が海にも出て、工事の現場を自分の目で見ると同時に、カヌーに乗って抗議してほしい。