19日(月)は午前11時55分頃、名護市辺野古のキャンプ・シュワブ工事用ゲート前に行き、この日2回目の資材搬入に対する抗議行動に参加した。
25人ほどの市民がゲート前に座り込んだり、歩道でプラカードを掲げて新基地建設反対を訴えた。
ウクライナやガザの地で軍隊による破壊と殺戮が続いている。ロシア、イスラエルといった大きな軍事力を持った国が、力の差があるウクライナやパレスチナに暴虐の限りを尽くしている。
アメリカもロシアやイスラエル以上に破壊と殺戮をくり返してきた。そのために沖縄の米軍基地も大きな役割を果たしてきた。
こんな基地がなければ、沖縄の島人ははるかに安全に、心穏やかに、人生の貴重な時間を自分がやりたいことに集中して生きられただろう。
ガザやウクライナで傷つき、死んでいく子どもたちの映像を見ると胸がかきむしられるのだが、その現実を変えることができない虚しさに抗いながら基地の前に立っている。
生コンを積んだミキサー車の数の多さが目についた。2回目だけで20台以上入っただろう。K5・K6・K7護岸の建設に使う被覆ブロックや消波ブロックの制作用だろうか。
他に滑り止め舗装に使うベンガラ色の骨材や橋の建設資材、K5護岸の捨て石、生コンプラントの材料となるセメントや砂、バラス、路盤用らしい再生材などが入った。
午後1時27分頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。
カヌーチームが松田ぬ浜を出て抗議行動に向かうところだった。
長島の向こうではガット船2隻が大浦湾を出ていった。
K4護岸の近くにダンプカーが運んできた土砂が下ろされていた。
他にK1護岸の近くにも、土砂を下ろした小山があった。
午後2時2分頃、瀬嵩の森から大浦湾の様子を見た。
K9護岸には2隻のランプウェイ台船が接岸し、土砂の陸揚げを行っていた。
N2護岸ではランプウェイ台船の入れ替えがあったのか、着岸したばかりの台船でバックホーが土砂の上に足場を作り、護岸上にはダンプカーが並んでいた。
K8護岸には接岸している台船がなかった。
辺野古先の大型クレーンはもっこを提げていて、K5護岸建設の捨て石投下が行われていた。
海上ヤードの建設現場では、第八十八ひなた号の上で粉塵を巻き上げ、バックホーが石材を海に投下していた。
瀬嵩の森では遅く開いたケラマツツジの花を見ることができる。
こういう自然を後の世代に残すのは私たちの義務だ。