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12日(金)はカヌー12艇と抗議船3隻を出し、大浦湾で海上集会を行った。
当初、日本政府は大浦湾での着工を12日と打ち出していた。しかし、海上での抗議行動を回避する思惑や海象条件により、2日前倒しして10日に石材を投下した。
10日は強風のためカヌーを出すことができず、翔也丸1隻を出して船上から抗議することしかできなかった。今日はやっとカヌーに乗って抗議することができた。
天気が良くて日差しは1月とは思えないほどだった。波も穏やかで、海上ヤードの建設海域である汀間沖まで抗議船で移動すると、フロート沿いにカヌーと船を並べ、午前10時から海上集会を開いた。
岸田首相がいう「辺野古が唯一の選択肢」というのは、日米安保条約に基づく米軍基地の負担を全国で分かち持つことはしない。沖縄に米軍基地の集中=加重負担を今後も強い続けるということだ。
つまりは、これから先も沖縄は、日本「本土」の平和と安全を維持するための「捨て石」であり続けろ、ということであり、それ以外の選択肢は沖縄人にはない、という宣言である。
「世界一危険な普天間基地の1日も早い返還」「沖縄の負担軽減」などという決まり文句を口にする岸田首相の能面ような顔を見ていると、代執行を行うことに何の痛みも苦悩もないことがよく分かる。岸田首相にとっては「苦渋の選択」ですらないのだ。
滑走路の短い辺野古新基地は普天間基地の代替施設にはなり得ない。いざ戦争となれば大量の兵員、物資を輸送する兵站能力が重要となり、大型の輸送機が離着陸できる長い滑走路が必要となる。兵站能力がなければ継戦能力も維持できない。
嘉手納基地が敵の攻撃で使用不能となった時、兵站能力を維持するために普天間基地が大きな役割を果たす。辺野古新基地では大型輸送機は運用できず、大量の物資の保管場所も確保できない。
米軍が那覇空港を自由に使用できる状態にならない限り、米国が普天間基地を返還することはない。この問題を先延ばしし、ごまかし続けるために辺野古新基地建設は長期化した方が、日本政府には都合がいいのだ。
結局、辺野古新基地建設は米軍が普天間基地を使い続けるための口実と化している。最低でも12年は普天間基地を固定化する根拠となり、完成しても普天間基地がすぐに返還されるわけではない。
自民党の裏金問題が連日報道されてきたが、自民党だけでなく野党を含めた日本の政治全体に自浄能力はあるだろうか。
政治家への不信が極まり、政党政治が崩壊すれば、その次にやってくるのはテロの時代だ。そして、治安強化の名のもとに国家の暴力装置が前面に出て市民を弾圧し、強権的支配が強まっていく。
大浦湾に広がっているのは軍事植民地沖縄の風景である。
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集会を開いている間に、第八十八ひなた丸が台船上に残っていた石材を投下し始めた。
集会が閉じるのを待ち、カヌー12艇がフロートの隙間から中に入り、ひなた丸を目指して漕いだ。
途中で海保に拘束されたが、国の横暴を決して許さない!という抗議の意思を示すのは重要なことだ。
第八十八ひなた丸の周辺で白濁が生じていないか、常に監視の目を光らせることも大事だ。慎重に工事を進めざるを得ない状態を作ることが、工事の遅れをもたらすことになる。
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この日は朝、一昨日から残っていた第八太海丸、第百三十六伊勢丸が大浦湾を出て行き、入れ替わりにガット船5隻(第五十一進宏丸、marumasa7号、第八丸喜丸、清明、ぽせいどん)が入った。
新たに入ったガット船はランプウェイ台船やデッキバージに土砂を積み替えていた。
K9・K8護岸ともに土砂の陸揚げが行われていた。
工事用ゲートからは今週に入って、K5護岸建設用の石材が搬入されている。
K5護岸が建設される辺野古崎付近では、クレーン車が出て根固め用袋材の移動を行っていた。
石材の搬入と並行して汚濁防止膜の設置や消波ブロックの移動などの準備作業が行われ、K5護岸の建設も遠からず始まるだろう。
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帰りは辺野古崎付近からカヌーを漕いで戻ったが、1月とは思えない陽光に海の色が美しかった。
ウミガメも何匹も目にできた。
消波ブロックが積まれた埋め立て地にも、数年前までこのような海が広がっていたのだ。その破壊を止められなかったことが悔しくてならない。
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午後2時4分頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。
前日とほぼ同じ場所、4か所ほどに土砂の投入が行われていた。
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豊原の畑で菜の花が咲いていた。今が1月なのを忘れそうだった。