16日(木)は午前中、カヌー7艇と抗議船1隻(平和丸)で海上から辺野古新基地建設に抗議した。
午前7時58分頃、カヌーが松田ぬ浜を出発した。途中で平和丸に乗り込み、長島の間を抜けて大浦湾に出た。
午前8時13分頃、前日から大浦湾に残っていたガット船2隻(國喜18、かいおう丸)が大浦湾から出ていった。
そのあとカヌーに乗り移り、航路付近で入ってくるガット船4隻(marumasa5・6・7号、寿鷲丸)を待った。
K9護岸でランプウェイ台船入れ替えの動きがあり、途中で移動せざるを得なかったが、今日も海保に守られて辺野古の海を埋め立てる土砂が運び込まれている。
午前8時55分頃、K9護岸に着くと護岸上にはダンプカーが並び、土砂を積んだランプウェイ台船が接近していた。
カヌー6艇がすぐにフロートを越えて中で待機し、ランプウェイ台船が近づいてきたタイミングを見計らい抗議行動を展開した。
軟弱地盤の改良工事をはじめ、大浦湾の工事は難工事が続く。沖縄防衛局は完成まで12年といっているが、実際にはそれを大幅に超えるだろうし、実際に完成するかも見通せない。
滑走路が短いこの新基地は普天間基地の代替施設にはなり得ない。あと12年で米国と中国の力関係は接近し、ドローンやAI技術など戦争の形態も変わる。MB22オスプレイの運用を前提とした基地など今でさえ時代遅れだ。
今、目の前で行われているのは莫大な予算を浪費する無駄な工事である。そのツケは増税としてあなたに迫り、国債の発行としてあなたの子どもたちの借金となる。
増税メガネは同時に米国の言いなりメガネでもある。市民の福祉より米軍への奉仕を優先する属国メガネはいらない。
平和丸からは乗船している皆さんの激励と抗議の歌声が聞こえていて有り難かった。
海保に拘束されてかぬちゃリゾート沖で解放されたあと、いったん松田ぬ浜に戻った。
そのあと再度辺野古崎付近に行き、K5~7号護岸の建設予定海域で行われている潜水調査の様子を見た。
現場のオイルフェンスは二重に強化されていて、護岸建設の工事開始が近そうだと感じさせる。
オイルフェンスにまたがっても安定するので、カヌーを入れやすくなったという声もある。
どんなに状況が変化しても臨機応変に対応し、辺野古新基地建設反対を海から訴える。海上行動メンバーの姿勢は変わらない。