6日(月)は午前9時前に名護市辺野古のキャンプ・シュワブ工事用ゲート前に行き、この日1回目の資材搬入に対する抗議行動に参加した。
30名ほどの市民が集まり、ゲート前に座り込んだり、歩道でプラカードを掲げて新基地建設に反対した。
先週は風邪をひいてしまい抗議行動への参加を控えた。やるべきことが多くゆっくり休んではいられなかったが、当面は体力と時間を調整しながらの参加となる。
もとより、こういう抗議行動を好きでやる人はいない。自分たちが嫌な米軍基地は沖縄に押しつけておけばいい。そういう日本人の多数意思で沖縄の住民の苦しみは続き、人生の貴重な時間を費やして抗議をせざるを得なくなる。
11月に入り、辺野古弾薬庫の新ゲート建設に関連した国道329号線の拡幅工事が終わり、片側通行規制が解除された。
工事車両はまだ1日に50~80台ほどの状態が続いており、1回目も30台余りの車両が入った。
砂やバラス、セメントなど生コンプラントの資材や空トラックなどのほかに、クレーン車や高所作業車などが入った。
連日、大興鋼業の車両が資材を搬入している。この会社はキャンプ・シュワブ内の橋の建設を行っている。
ゲート前の抗議行動に参加したときは、キャンプ・シュワブ内の美謝川が流れる谷間に架かる橋の建設工事も見ている。
谷底は木々が茂って見えないが、20メートル前後の高さがあるのではないか。かなり大掛かりな工事で、機材や資材に大興鋼業の文字が確認できる。
2016年4月1日にキャンプ・シュワブ内に拘束されたとき、米軍のパトロールカーに乗せられメインゲート付近から第2ゲートに向かった。辺野古崎付近まで下りてから海沿いの道を第2ゲートに行くので、かなり遠回りとなった。
この橋ができれば、メインゲートから第2ゲートや辺野古弾薬庫に行くのにかなり近道となる。
辺野古新基地建設を口実にキャンプ・シュワブ内の施設も大幅に改築、新築がなされ、こんな橋の建設まで進められている。
何が沖縄の「負担軽減」か。更新され、使い勝手が良くなる基地を米軍は手放さない。沖縄に米軍基地を固定化、恒久化するために、辺野古新基地建設は最大限に利用されている。これが実態だ。
午前8時半前、ガット船4隻(第八そうほう丸、第五十一進宏丸、marumasa7号、聖嶺)が大浦湾に入った。
午前11時6分頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を改めて見た。
この時間帯はランプウェイ台船の入れ替えで土砂の陸揚げは一時中断し、土砂を投入するダンプカーの動きはなかった。
一部ではショベルカーがダンプカーに土砂を積み込んでいる所もあった。
午前10時頃、辺野古弾薬庫付近の歩道から見ると、K8護岸では土砂の陸揚げが行われていた。
N2護岸は使用されない状態が続いており、近くにクレーン付き台船が停泊していた。
午前11時37分頃、瀬嵩の森から大浦湾の様子を見た。
K9護岸は土砂を積んだランプウェイ台船が着岸したばかりで、土砂を運ぶダンプカーが列をなしていた。
K8護岸も土砂を積んだランウェイ台船が着岸していたが、陸揚げ作業はまだ行われていなかった。
ガット船は第五十一進宏丸、聖嶺、marumasa7号がランプウェイ台船に土砂の積み替えを行っていた。第八そうほう丸はすでに積み替えを終えて待機していた。
長島近くのオイルフェンス付近では、緑色のクレーン付き台船が作業を行っていた。