27日(金)はカヌー6艇と抗議船1隻(平和丸)で海上行動を行った。
午前7時54分頃、松田ぬ浜を出発し、大浦湾まで一気に漕いだ。
午前8時37分頃、ガット船4隻(第八丸喜丸、寿鷲丸、清明、第八太海丸)が大浦湾に入ろうとするのに、カヌーで抗議した。
秋晴れの1日で空も海も青く澄み、海の上は気持ちがいい。しかし、目の前には新基地建設が強行される現場がある。
K8・K9護岸ではすでに土砂の陸揚げが始まっており、大浦湾に入ったガット船は、空のランプウェイ台船に土砂の積み替えを行った。
海保に拘束されたあと、沖を通って松田ぬ浜の前までGBで運ばれ解放された。平和丸でK9護岸に向かう途中、K4護岸沿いのオイルフェンス近くで潜水調査が行われていた。
K5・K6・K7護岸の建設に向けて、K4護岸沿いのオイルフェンスを沖側に広げることが予想される。その動きに警戒しながら様子を見た。
K9護岸に向かう途中、瀬嵩側のフロートやオイルフェンスの近くにクレーン付き台船が停泊していた。
長島の近くから移動してきており、数隻の作業和船とともに何かの作業を始めようとしていた。
フロートやオイルフェンスの点検だけなら、普段は作業和船だけで行っている。
クレーン付き台船も出ているので、何が行われるかカヌーで様子を見ながら抗議していると、予定していた作業をあきらめたらしく、クレーン付き台船は長島の方へ戻っていった。
そのあと作業和船が集まり、海保に守られながら、汚濁防止膜のアンカーにつないである赤いブイを交換していた。
この付近に設置されている汚濁防止膜は、本来は海上作業ヤード建設の際に出る汚濁の広がりを防ぐためのものだ。
軟弱地盤の問題が明らかとなり、海上作業ヤードの建設は中断されたままだ。汚濁防止膜は本来の目的を果たさないまま、いたずらに予算が浪費されている。
大浦湾に設置しているフロートの維持だけでも莫大な予算が浪費されている。そこで働いている作業員の多くはヤマトゥ企業の従業員であり、沖縄を食い物にしてヤマトゥ企業が肥え太る。
辺野古の海、大浦湾で新たな工事の動きがないか、注意しておきたい。
午後1時51分頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。
K9・K8護岸から運ばれてきた土砂が、②工区の中央部の区画に投入されていた。