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Channel: 海鳴りの島から
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K9護岸で土砂陸揚げに抗議/船の航路で訓練する米海兵隊の傍若無人

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 16日(月)はカヌー6艇と抗議船1隻(平和丸)で海上行動を行った。

 この日は朝、ガット船9隻(聖嶺、美鍛丸、第百三十六伊勢丸、寿鷲丸、marumasa7号、第十八藤進、第五十一進宏丸、第八そうほう丸、栄雄丸)が大浦湾に入り、一度に大量の土砂が運び込まれた。

 午後1時15分頃、平和丸に乗って長島沖の航路からK9護岸に向かうと、ガット船6隻(第百三十六伊勢丸、第八そうほう丸、第十八藤進、寿鷲丸、美鍛丸、聖嶺)が土砂の積み替えを終え、大浦湾から出ていくところだった。

 残った第五十一進宏丸はデッキバージに、marumasa7号と栄雄丸はランプウェイ台船に土砂を積み替えていた。

 K9護岸にはランプウェイ台船が1隻接岸し、土砂の陸揚げを行っていた。

 台風で護岸が崩落し、修復工事が終わってから現在のところ、K9護岸の先端にはスパッド台船が設置されていない。

 そのためランプウェイ台船は1隻しか接岸できない。最初の頃の形に戻っているが、辺野古側の埋め立てが進んだので、それで間に合っているということだろうか。

 この時間帯には、N2護岸ではランプウェイ台船が2隻接岸し、土砂の陸揚げが行われていた。

 K8護岸ではまだ陸揚げが行われていなかった。

 K9護岸で土砂の陸揚げが終わり、次の台船と交代するまでは2時間以上ありそうだった。

 フロート周辺でカヌーの練習をして戻る予定だったが、カヌー1艇が海保に拘束されたため、残り5艇も台船に向かって漕ぎ、土砂の陸揚げに抗議した。

 ハマスによるミサイル攻撃でイスラエルのアイアンドームが突破された。世界最高と言われる防空体制、迎撃能力をもってしても、飽和攻撃を受ければ甚大な被害が出ることが明らかとなった。

 ひるがえって沖縄・日本の状況を見ればどうなのか。沖縄に配備されているPAC3でどれだけのミサイルが撃ち落とせるのか。キャンプ・シュワブや辺野古弾薬庫がミサイルで集中攻撃を受けたらどうなるのか。

 いざ戦争になれば軍事基地が真っ先に狙われる。だから危険な米軍基地は沖縄においておけばいい。これが日本人大多数の本音だ。

 日本「本土」防衛のために沖縄を犠牲にする。日本人大多数の醜い意思と、軍事利権に群がる者たちの利益のために、今日も辺野古では新基地建設が強行されている。

 カヌーを捕まえている海保の職員も大多数はヤマトゥンチューであり、何年か沖縄で仕事をして転勤すれば、沖縄の人々が米軍基地で苦しもうとどうでもいいのだ。

 キャンプ・シュワブの砂浜から出た米海兵隊のゴムボートが、辺野古漁港に船が出入りする航路付近で、頻繁に訓練をしている。

 船の進路妨害になるだけではない。潜水訓練もしているので、危険を避けるために船は低速で進み、細心の注意を払わなければならない。

 カヌーを曳航した平和丸が慎重に進んでいると、米兵が海に入ってカヌーをどかし、訓練をしているから離れろ、と言っていた。

 周りにはいくらでも訓練をする場所がある。航路での訓練は非常識極まりないので海保も注意したようだ。しかし、米軍はそれを無視をしている。海保もなめられたものだが、米軍に対しては何の手出しもできない。

 沖縄・日本は米軍にとって植民地同様のあつかいなのだ。情けない。

 午後4時頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。

 K8護岸にはランプウェイ台船・屋部7号が着岸し、土砂の陸揚げを始めようとしていた。

 K2護岸近くには大量の土砂が投入され、山積みの列ができていた。

 この様子を見ると、辺野古側の埋め立てはまだ終わっていないのが分かる。

 

 


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