4日は明け方雨が降り、午前中はかなり蒸し暑かった。
午前9時前に辺野古のキャンプ・シュワブ工事用ゲート前に行き、この日1回目の資材搬入に対する抗議行動に参加した。
10数人の市民が集まり、座り込みや歩道で新基地建設に反対したが、沖縄は新型コロナウイルスの感染が広がっている。
屋外では感染しにくいとはいえ、機動隊と至近距離で接することもあるので、座り込みの現場では不織布マスクの着用を心掛けたい。
辺野古新基地建設では、埋め立て工事以外にも、兵舎などの建設が進められている。空のダンプトラックのほかにバラスや砂、生コン、圧送車などが入った。
9年に及ぶ抗議行動が続くなかでは、その時々によって抗議の仕方も変わっている。新型コロナウイルスの感染が広がってからは、以前のように機動隊にごぼう抜きされるまでの抵抗は少なくなっている。
物足りなく感じる人もいるだろうが、感染状況がひどいときには柔軟に対応する必要もある。
大切なのは現場での抗議を続けることだ。9年に及ぶ持続がどれだけ大変なことか。感染対策を取りながら、ぜひ多くの人に現場に足を運んでほしい。
午前10時31分頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。
土砂の陸揚げはまだ行われていなかったが、一部にはダンプカーから土砂を下ろした跡があった。
埋め立て工区は場所によって高低差がかなりある。低い場所に土砂を下ろしたり、仮置きされた土砂をダンプトラックに積み込んだりする様子が見られた。
午前10時56分頃、瀬嵩の森から大浦湾の様子を見た。
K9・K8護岸に接岸しているランプウェイ台船はなかった。N2護岸には前日から引き続き、空のランプウェイ台船が接岸していた。この時点ではまだ土砂の陸揚げは行われていなかった。
この日は朝、ガット船4隻(第八高砂丸、第八丸喜丸、寿鷲丸、marumasa6号)が大浦湾に入り、ランプウェイ台船に土砂の積み替えを行っていた。
土砂を積み終えた2隻のランプウェイ台船がタグボートに曳航され、K8護岸とK9護岸に向かおうとしていた。着岸しだい陸揚げが行われただろう。