5日は11月最初の土曜日で、午前11時から辺野古のゲート前で開かれた県民大行動に参加した。
長期にわたって行動を続けるのは簡単なことではない。辺野古のゲート前に来る70代、80代の皆さんの中には、私が学生の頃、喜瀬武原実弾演習阻止をはじめとした県内の反戦・反基地闘争で頑張っていた方たちもいる。
大半の方は現場で姿を目にするだけで話したこともないのだが、沖縄の状況はいつも厳しく、多くの苦労や挫折を経験してきただろう。それでも、粘り強く行動を続けている皆さんには敬意を抱かずにおられない。
遠くからその姿を目にして、ああ、まだ頑張っておられるな、という思いを抱きつつ、集会に参加している。
午前10時7分頃、瀬嵩の海岸から大浦湾の様子を見た。
台風避難をしていたガット船は塩川沖に戻っているが、まだ大浦湾には土砂を運んできていない。
ランプウェイ台船やスパッド台船も戻ってきておらず、K9・N2護岸ともに土砂を陸揚げできる状態となっていない。
午前10時37分頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。
ガット船による土砂の搬送が行われていないので、埋め立て工事も止まったままとなっている。
キャンプ・シュワブ第2ゲートの国道をはさんだ向かいの森で、美謝川の切り替え工事が昨日から始まっている。
ショベルカーや発電機、角材やベニヤ板、フレコンバッグなどの資材が運び込まれ、作業員数人が待機していた。
海だけではない。やんばるの貴重な森も破壊され続けている。
完成のめども立たない工事のために、予算が浪費され、無駄な時間が費やされる。
滑走路の短い辺野古新基地が完成しなくても、米軍は普天間基地を使い続けるだけで何も困らない。辺野古新基地建設はもはやゼネコンと保守政治家の利権の場でしかない。