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Channel: 海鳴りの島から
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キャンプ・シュワブの軍警備員のあきれた姿

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 上の4枚の写真は、8月17日の午前9時3分から27分の間に撮影したものだ。

 キャンプ・シュワブの工事用ゲート前で市民が座り込みの抗議行動を行っている間、国道を挟んだ向かいのゲートで軍警備員が2人体制で警戒に当たっている。

 日によってメンバーが変わるようだが、通常は一番上の写真の向かって右側に立っている警備員のように、夏場は半袖のポロシャツ姿で、脚のホルダーにはトランシーバーが入れてある。当然、新型コロナウイルス対策としてマスクもしている。

 ところが、向かって左側に立っている軍警備員は、脚のホルスターに拳銃をさし、防弾チョッキまで着けている。こんな物々しい格好で出てくる軍警備員はめったにいない。誰かに襲撃されるとビビっているのだろうか。

 しかも、あきれたことにこの警備員はマスクをしていない。3・4枚目の写真は沖縄県警の刑事と立ち話をしているところだが、屋外とはいえ至近距離でマスクを着けずに平然と会話している。

 新型コロナウイルスの感染拡大で医療崩壊の危機にあるなか、ゲート前に来る市民や県警は全員マスクを着けている。軍警備員もこの男以外はみなマスクを着けている。防弾チョッキを着けてこれ見よがしに拳銃を所持し、さらにマスクをつけないで市民の前に出てくるとは、非常識極まりない。

 この軍警備員は以前、高江の北部訓練場メインゲートで見かけたことがあるが、市民に対し高圧的に対応するので注意されていた。自分の姿を格好いいと思っているのか知れないが、こういうたぐいの人物に拳銃を持たせるのが一番危ない。

 沖縄で新型コロナウイルスの感染が拡大する要因の一つに、米軍基地が集中していることがある。米兵と日常的に接している軍雇用員は本来、人一倍感染対策に気をつかわないといけないはずだ。米軍基地から市民の間に感染を広げる媒介者になりかねないのだから。それを自覚できないこういう人物に、軍の警備員をやる資格はない。

 18日は午前11時50分頃にキャンプ・シュワブの工事用ゲート前に行き、この日2回目の資材搬入に対する抗議行動に参加した。

 市民は12人がゲート前に集まり、座り込みやデモ、歌声、シュプレヒコールで新基地建設に抗議の意思を示した。

 この日は午前中、大浦湾にはガット船8隻(第八太海丸、栄雄丸、聖嘉、かいおう丸、聖嶺、第百三十六伊勢丸、第三十八ひなた丸、第八そうほう丸)が停泊し、ランプウェイ台船やデッキバージに土砂を積み替えていた。

 K9・N2護岸では土砂の陸揚げが行われ、辺野古側の埋め立て工区に投入されていた。

 K8護岸では砕石が投入され、延伸工事が進められていた。

 


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