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Channel: 海鳴りの島から
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11月21日の高江の様子

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 21日も早朝から監視活動を行った。天気に恵まれ、日々成長していくヒカゲヘゴの葉が、朝焼けの空に変化の跡を記している。

 21日は監視活動と平行して、午前9時から風船を手にしてのピーアール活動や集会も行われた。基地のフェンスに赤いリボンで N0 BASE と描いたり、看板に文字や絵を書き入れて N0 を浮き上がらせたり、子どもたちも参加して盛り上がった。

 メインゲートそばの集会では、住民の会の皆さんや各地から集まった支援者が、オスプレイに反対する毎日の取り組みの様子や自分の思いをリレートークしていた。

 メインゲートの前で、円を描いて歩きながら皆が一言ずつ思いを声にし、全員で唱和する高江式シュプレヒコールを行った。

 21日は夜も明けきらないうちから、重機関銃の射撃音がやんばるの森に響いていた。訓練のため北部訓練場に出入りする米軍車両に対し、意気盛んな女性陣を先頭に抗議を行った。厳しい毎日が続いているが、高江では自らを鼓舞しながら米軍と沖縄防衛局、大米建設と対峙している。

 子どもの頃、米軍の戦車が家の前の道路を何台も列をなして通っていったのを憶えている。1960年代は基地のない今帰仁村でさえそうだった。あれから40年以上が経つのに、沖縄の子どもらはオスプレイの爆音を耳にし、米軍車両を目にして暮らさなければらない。この現実を変えるのは大人の責任である。

 


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