20日は午後2時から那覇地裁で「高江住民弾圧裁判」控訴審の第2回口頭弁論があったので傍聴してきた。裁判では、控訴人代理人の城間弁護士から、オスプレイの危険性についての弁論があり、高江区の住民がなぜオスプレイ反対の行動をとらざるを得ないか、について意見が述べられた。裁判の前後には、裁判所近くの公園で集会が持たれた。次回の口頭弁論は年が明けて2月19日に行われる。
午後6時半からは教育福祉会館で、「オスプレイ配備反対!米兵による凶悪事件糾弾!怒りの御万人大行動」実行委員会準備会があったので、こちらにも参加した。1万人を目標に集会を開き、普天間基地大山ゲートまでデモ行進を行おう、という企画で、当初は12月16日に予定されていたが、衆議院選挙が行われることになったため、20日の話し合いで12月23日(日)午後12時に変更された。会場は宜野湾市海浜公園屋外劇場が予定されている。同劇場は4000人ほどしか収容できないため、周辺の広場の利用やスピーカー、大画面の設置などが提案されていた。
大行動の世話人となっているのは、この間、大山ゲートや野嵩ゲートでの反オスプレイ行動を中心になって取り組んできた以下の団体。
普天間爆音訴訟団、嘉手納爆音訴訟団、平和市民連絡会、命どぅ宝・さらばんじの会、沖縄平和運動センター、中部地区労。
これに全国平和フォーラムが加わっている。各団体代表のあいさつもあったが、午前6時から取り組まれている大山ゲートでの抗議行動や野嵩ゲートでの座り込み、夜間外出禁止が形骸化している中部の米兵の実態、年内に反オスプレイの大きな行動を持つことの意義などが語られていた。自分の子どもや孫たちが、オスプレイと米軍犯罪に脅かされない沖縄をつくろう、という思いが切々と語られていた。
沖縄の反戦・反基地運動は、自分たちの命と生活を守るという切実な要求から発している。自分自身や家族、親戚、友人、知人がいつ米軍の犯罪、事故に巻き込まれるか、という不安に沖縄の住民は67年間も脅かされ続けてきた。1日も早くそれに終止符を打ちたい、という思いは、準備会に参加した誰もが持つものだ。11月29日(木)午後6時半からは、教育福祉会館3階大ホールで、大行動の実行委員会結成総会が開かれる。ぜひ多くの人が参加して、23日の大行動を成功させるよう、呼びかけたい。