26日(水)は午前11時52分頃、キャンプ・シュワブの工事用ゲート前に行き、この日2回目の資材搬入に対する抗議行動に参加した。
全体で19人の市民有志がゲート前に座り込んだり、歩道でプラカードを掲げたりして、工事を強行し続ける沖縄防衛局に抗議した。
沖縄の新型コロナウイルスの新規感染者は、今日1256人と発表されている。高止まりの状態が続いているが、機動隊との接触を避け、ある程度粘ったら自主的に移動する形で抗議が続けられている。
2回目は30台ほどの工事車両が入ったが、「海砂」と表示した東栄のダンプカー1台以外は、空のダンプカーだった。
空のダンプカーは国道下のトンネルを通ってキャンプ・シュワブの山側に向かい、赤土の残土を搬出していた。
今日は国道329号線を移動する海兵隊の車両が目立った。キャンプ・ハンセンから北部訓練場に向かったのだろう。
渡具知市長が再選を果たし、日本政府・沖縄防衛局は喜んでいるだろうが、いくら工事を「加速」するといっても、自ずから限界がある。
2014年夏の新基地建設工事開始以来、陸と海の両方から工事の様子を見てきた。辺野古側の埋め立て工事が進んでいるが、ここに至るまで予定よりも大幅に時間を費やしている。
これからも決して予定通りには進まないだろう。軟弱地盤の問題はもとより、気象条件にも左右され、海の工事は簡単ではない、というのは、現場をずっと見ていれば素人でも分かる。
何よりも、この島で生きる沖縄人の多数が反対している工事は、様々な抵抗を生み出す。日本政府にとってそれは、乗り越えるべき山となる。
名護市長選挙は、政府にとって山の一つを越えたに過ぎない。これからもっと高い山がいくらでも待っている。抵抗する人が増えれば、山の数は増し、より高くなっていく。
沖縄の歴史を見れば、今よりもはるかに厳しい状況がいくらでもあった。戦争や強権的な支配、差別を耐え抜いて、沖縄人はしたたかいに生きてきたのだ。
腐りヤマトゥ政府のやることは昔も今も同じだ。状況の変化に応じて柔軟に最善手を考え、沖縄の状況を少しでも良くするために、多様な運動を作り出したいものだ。この工事が簡単に進むと考えたら大きな間違いだ。
午前11時8分頃、瀬嵩の森から大浦湾の様子を見た。
K9護岸では2隻のランプウェイ台船が接岸し、土砂の陸揚げを行っていた。
N2護岸とK8護岸のランプウェイ台船は空になっていて、K8護岸では台船の入れ替え作業が始まっていた。
ガット船は7隻(栄雄丸、清明、聖嶺、かいおう丸、美鍛丸、第五十一進宏丸)が停泊し、ランプウェイ台船やデッキバージに土砂の積み替えを行っていた。
カヌチャ沖ではサンゴの移植作業が行われていた。
午後12時47分頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。
②工区に土砂が投入され、嵩上げ工事が進められていた。
K4護岸の擁壁の台座部分に補強工事が行われているようだ。