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Channel: 海鳴りの島から
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12月27日の辺野古ゲート前と埋め立て工事の様子

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 27日(月)は海上行動が中止となったので、午前9時前にキャンプ・シュワブの工事用ゲートに行き、この日1回目の資材搬入に対する抗議行動に参加した。

 私が来る前に、ゲート前に立っているテイケイの警備員から体調不良者が出て、肩を抱えられて引き揚げたとのこと。

 12月からゲート前の警備がテイケイに替わっているが、相変わらず不織布マスクを着けていない。いまどき非常識極まりなく、企業倫理を疑われる。

 新型コロナウイルスのオミクロン株感染者が、キャンプ・シュワブの従業員からも出ている。現場で不織布マスクを着けていないのはテイケイだけであり、沖縄防衛局の不指導を含めて厳しい批判が飛んでいた。

 1回目は40数台の工事車両が入った。半分ほどは空のダンプカーだったが、他に生コンのミキサー車が6台、砂利や砂を積んだダンプカーが数台、生コンの圧送車や汚水処理車、重機を運び出すレッカー車などが入った。

 メインゲート横で進められていた駐車場の建設工事がほぼ完成し、金網フェンスに有刺鉄線を取り付ける作業が行われていた。

 新基地建設に伴い兵舎や娯楽施設など既存の施設も建て替えが進んでいる。日本政府の厚遇ぶりに米軍は笑いが止まらないだろう。こうやって米軍基地が固定化され、沖縄人の苦しみが継続する。

 来年は沖縄の施政権が返還されて50年の節目を迎える。だが、沖縄への基地押しつけは何も変わらない。

 そればかりか、対中国の軍事拠点として自衛隊が強化され、米軍との一体化が進められている。基地負担は増えるばかりであり、台湾危機が煽り立てられる中で、沖縄は軍事的緊張の最前線に置かれる。

 日本にとって沖縄は、いざとなれば切り捨てていい場所であり、そこまでは戦場にしていい場所なのだ。沖縄を戦場化しようとするすべての動きに反対しなければ、沖縄人の将来は暗澹たるものになる。

 もとより、沖縄人にとって日本は、帰るべき祖国ではなかったのだ。

 辺野古側埋め立て工区では、午前8時半頃から土砂を積んだダンプカーがやって来て、②工区の嵩上げ工事が始まった。

 1回目の資材搬入で入った黄色い汚水処理車が、②工区で作業を行っていた。

 手前の単管で作られた階段を見ると、②工区の中央部は嵩上げが他の所よりも進んでいるのが分かる。

 午前10時23分頃、瀬嵩の森から大浦湾の様子を見た。K9・N2・K8の各護岸ともランプウェイ台船が接岸し、土砂の陸揚げを行っていた。

 ガット船は前日から残っている3隻(第三十八ひなた丸、聖嶺、第五十一進宏丸)が、ランプウェイ台船やデッキバージに土砂を積み替えていた。

 K9護岸の奥の美謝川切り替え工事は、新たな河口部の建設が進められている。コの字型に板囲いされた場所は、これまで掘削工事が進められていて、この日はブルーシートがかぶされていた。


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