今帰仁村の仲宗根の中央部をゥプンジャーガーラ(大井川)が流れている。上の写真はAコープや琉球銀行の裏付近の川の様子だが、川面が軽石で覆いつくされていた。
河口から入った軽石が満ち潮と風に押されて200メートル以上さかのぼった地点まで達している。
上の2枚の写真は、昔、唐船が入ってきたと言われ、トーグムイと呼ばれている場所だ。河口に近いので潮の満ち干で軽石が移動する分、まだ川面が見える。
昔、北部製糖のポンプ室があった場所で、子ども頃はよくここで釣りをした。今は軽石で埋め尽くされていて、異様な風景に驚かされた。
小石を拾って投げてみると、軽石の上を少し転がってから没した。それだけ川面を覆った軽石の厚みと密度があるわけだ。
かつてこの川で遊び、今は今帰仁を離れている人は、にわかに信じられないだろう。
本部町ではボランティアが新里漁港の軽石除去を行ったと報じられている。しかし、日頃利用する人のいないこういう場所は、除去作業が行われそうにない。
吹き溜まりのようになっており潮で流されるのも難しそうで、この先どうなるのだろうか。