8日(月)は朝、軽石が辺野古にも漂着していることをふまえ、海上行動についてどうするか話しあった。
漁港の様子を確認しようということになり、海人からも話を聞いた。
警戒船やサンゴの移植作業の船などは軽石の様子見で待機中だった。抗議船を出すのは難しいと判断し、今日の海上行動は中止となった。
午前8時22分頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。
ガット船2隻(第八高砂丸、第八丸喜丸)が大浦湾に入ろうとしているところで、②-1工区では土砂の投入が始まっていた。
ゲート前の抗議行動に参加したあと、辺野古漁港の様子を再度見た。
サンゴの移植を行うダイバーをはじめ、作業員たちは港内で待機を続けていたが、海の様子を見に行った船が戻って来て、今日は無理と判断したようだ。
午前10時24分頃、辺野古漁港の入り口付近に設置されていた汚濁防止膜が閉じられた。
ダイバーたちは道具を片付けて着替えを始めた。
午前10時59分頃、改めて豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。
土砂を運ぶダンプカーの姿はなく、ほかの重機類も動きを止め、埋め立て工事は行われていなかった。
午前11時22分頃、瀬嵩の森から大浦湾の様子を見た。
K9・K8護岸ともにランプウェイ台船が接岸していたが、荷台は空で土砂の陸揚げは行われていなかった。前日からの残りの土砂を陸揚げして終了したらしい。
ガット船は今朝入った2隻(第八高砂丸、第八丸喜丸)と前日から残っている2隻(marumasa3号、栄雄丸)が停泊していたが、土砂の積み替えは行われていなかった。
栄雄丸は土砂を積んだランプウェイ台船・明神3号が横付けになったままで、土砂の積み替え途中で作業を止めたように見えた。
ガット船のような大型の船は大浦湾まで航行できたようだ。しかし、海上作業では小型の船舶も必要となる。ランプウェイ台船を移動するにはタグボートが必要で、航路の開閉やサンゴの移植などは作業和船が主となる。
大浦湾にも軽石が入り込んでおり、小型の船舶はエンジントラブルを起こす危険がある。そのため、土砂陸揚げやサンゴの移植などの海上作業を急遽、中断したと思われる。
N2護岸では被覆ブロックの設置作業が行われていた。こちらは軽石の漂着と関係ないので、通常通りの工事が進められている。
瀬嵩の浜に降りると、漂着した土砂が一昨日よりさらに増えていた。
大浦湾の奥でこの状態だから、湾内にかなりの量の軽石が漂っていると思われる。
海上行動が中止となったので、午前9時前にキャンプ・シュワブの工事用ゲート前に行き、1回目の資材搬入に対する抗議行動に参加した。
全体で50人余の市民が参加していた。新型コロナウイルスの感染が下火となり、参加者も増えてきている。
新型コロナウイルスは空気感染が主であり、風のある屋外ではウイルスを含んだエアロゾルが拡散するので、不織布マスクをきちんと着ければ、感染リスクは低い。
至近距離で大声を出すときは注意が必要だと思うが、移動時の車の密室化を避け、感染症対策をきちんとやって、ぜひゲート前の抗議行動に参加してほしい。