4日(木)はカヌー6艇とゴムボート1隻(やいま)を名護市安和の琉球セメント桟橋に運び、ガット船による土砂積み出しに海上から抗議した。
午前8時45分頃、安和の現場に着くと琉球セメントの桟橋では、ガット船・第八高砂丸が土砂の積み込みを行っていた。
第八高砂丸は積載量が4200トン余の大型船で、積み込みに時間がかかる。カヌーメンバーは出航の時間まで、出入り口で土砂を運び込むダンプカーに抗議した。
午前11時20分頃、第八高砂丸に土砂を積み込むダンプカーの動きが止まった。
ベルトコンベヤーがガット船から下がり、積み込んだ土砂を均す作業が終わった午前11時37分頃、カヌーで第八高砂丸に向かった。
同時に沖の巡視船のそばで待機していた海保のゴムボートがやって来て、カヌーの規制を始めた。
カヌーチームは第八高砂丸を囲む形で抗議を行った。桟橋の下では20~30センチくらいの魚の群れが見られた。
海保の警告がくり返され、最後はカヌー全艇が拘束されたが、第八高砂丸の出航は午前12時26分頃となった。
ささやかな抵抗かもしれないが、現場で抗議する人がいなければ、工事が楽々と進むだけでなく、沖縄人はもはやあきらめた、と宣伝され、日本政府はさらに攻撃的に工事を進めてくる。
カヌーによる行動は難しそうに見えるかもしれないが、決してそうではない。ぜひ積極的にカヌーの初心者練習に参加してほしい。