2日(火)はカヌー8艇とゴムボート1隻(やいま)を名護市安和の琉球セメント桟橋まで運び、ガット船への土砂積み込みに海上から抗議した。
午前8時33分頃、安和の現場に着くと桟橋にはガット船・第八丸喜丸が接岸し、土砂の積み込みを行っている最中だった。
積み込み終了まで時間がかかるので、カヌーの準備を終えたあと桟橋出入口での抗議行動に参加したりして、午前9時37分頃にカヌーで海に出た。
カヌー8艇は第八丸喜丸の周辺に分散し、桟橋下や沖の航路付近で出航を遅らせるための抗議行動を展開した。
安和で抗議行動をしていると分かるが、カヌーによる抗議がなければ、積み込みを終了したガット船は10分も経たずに桟橋を離れ、出航する。
この日は午前9時半頃に土砂の積み込みが終わったが、海保にカヌーが前提拘束されたあと、第八丸喜丸が出港したのは午前10時25分頃だった。
入れ替わりに桟橋に着岸したのは、第八大海丸という初めて見るガット船だった。船の形が他のガット船とは違い特徴がある。
新型コロナウイルスの影響でまだ通常の体制には戻りきらず、この日の安和での行動は午前中で切り上げた。
午後1時27分頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。埋め立て工事が続けられていて、この時間帯には主にK2~K3護岸の近くに土砂が投入されていた。
昨日の1回目の資材搬入時にゲートから入った大型のクレーンが、K4護岸のそばで組み立てられているようだった。その近くに置かれている四角いコンクリートの塊も昨日運び込まれたものと思われる。
午後2時5分頃、瀬嵩の森から大浦湾の様子を見た。K9では1隻のランプウェイ台船が土砂の陸揚げを行い、その横にもう1隻が着岸しようとしているところだった。
K8護岸でも土砂の陸揚げが行われていた。
ガット船は2隻(美鍛丸、清明)がランプウェイ台船に土砂の積み替えを行い、2隻(聖嶺、第八高砂丸)が大浦湾から出ていくところだった。
カヌチャ沖では潜水作業中の黄色いのぼりを立てた船が集まり、サンゴの移植を行っているようだった。