11月に入った。1日(月)は、沖を漂流する軽石対策として、辺野古漁港や汀間漁港の入り口にオイルフェンスを張るとの情報があり、海上行動は中止となった。
午前10時半過ぎ、汀間漁港に行くと、港の出入り口にはすでにオイルフェンスが用意されていて、いつでもふさげる状態となっていた。
細粒化した軽石を吸い込んで船のエンジンがトラブルを起こすので、県内各地の漁民は対策に追われている。港が使えないと抗議船も海に出られないので、カヌーを含めて海上行動は中止にせずるを得ない。
しばらくは軽石の漂流・漂着に左右される状況になりそうだ。
午前9時前、キャンプ・シュワブの工事用ゲート前に行き、1回目の資材搬入に対する抗議行動に参加した。
衆議院選挙は3・4区で残念な結果になったが、新型コロナウイルスの感染拡大で現場の行動は市民有志のみとなり、大規模な集会や県民大会も開けなくなった。「オール沖縄」としてそれに代わる行動指針を示しきれないのだから、人々の関心が薄らぐのも当たり前のことだ。
日常的な行動をおろそかにして、選挙の時だけ声を張り上げても、人の心を動かすことはできない。「オール沖縄」は選挙のためにあるのでないはずだ。日々の工事にどう対処し、多様な課題を市民にどう訴えていくのか。広く議論を呼びかけてほしい。
60台余の工事車両が入ったが、大半は空のトラックで、ほかに砂や砂利、大型のクレーン車の部品などが運び込まれた。
午前8時7分頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。
ガット船6隻(第八そうほう丸、第三十八ひなた丸、進朋、聖嶺、寿鷲丸、marumasa5号)が大浦湾に向かっていて、午前8時25分頃から長島そばを通り、次々と湾内に入っていった。
②工区では土砂の投入が始まっていた。
午前10時12分頃、瀬嵩の森などから大浦湾の様子を見た。
K9・K8護岸ともに土砂の陸揚げが行われていて、朝入ったガット船がランプウェイ台船に土砂を積み替えていた。
N2護岸は先端部にショベルカーとクレーン車が出ていたが、この時間はもっこが外され、作業員たちが話をしていた。