14日(火)は台風14号の影響で天候が悪く、海上行動は中止となったので、キャンプ・シュワブのゲート前に行き、1回目の資材搬入に抗議した。
新型コロナウイルスの感染者が減少傾向にあるとはいえ、沖縄では今日も284人の新たな感染者が出ている。10万人あたりの感染者が全国最悪の状況が続くなか、ゲート前では市民有志による座り込みの抗議が続けられている。
以前のようにできるだけ多くの人が集まり、時間をかけさせるような行動はとれないが、不織布マスクをきちんとつけ、風のある屋外という条件を踏まえながら、粘り強く抗議の意思を示している。
海上でもそうだが、新型コロナウイルスが広がるなかで、感染を防ぎながらどのような形で抗議するか、という模索が続く。
生コンのミキサー車のあとに、N2護岸の建設に使う砕石を積んだダンプカーが続いた。
大きめの石を積んでいるが、辺野古崎近くの作業ヤードには、これよりも小さめの石が山積みとなっている。以前、K1~K4護岸上に高波対策として置かれていた根固め用袋材から出したものと思われる。混合して海に投入されているのだろう。
アスファルト舗装の材料も搬入されていた。
工事車両が途切れる合間には、ゲート前でデモ行進やシュプレヒコールを行った。
N2護岸は土砂の陸揚げ場として利用される。辺野古側の埋め立てを加速するために、沖縄防衛局はK9護岸、K8護岸に続く3番目の陸揚げ場を作ろうとしている。
N2護岸は本来、大浦湾側の埋め立て工事のための中仕切りとして使用されるものだ。軟弱地盤問題で大浦湾側の埋め立てに着手できないなか、目的外使用をくり返そうとしている。
自民党総裁が誰になろうと、辺野古新基地建設の強行を続けるのは変わらない。目前に迫った衆議院選挙や来年の名護市長選挙、県知事選挙もにらみながら、辺野古側の埋め立てが進んでいることを県民に見せつけ、反対の意思を挫こうとしている。
沖縄に生きている限り、こういう現実から逃げることはできない。どれだけ困難であろうと抗議し、多様な形で行動しない限り現実は変わらない。ちばらなやーさい。
台風対策で基地のフェンスに貼られた目隠しが外されていたので、国道下を通るトンネル周辺の工事状況を見ることができた。道路の拡幅工事や法面の整備が進められていた。
午前10時9分頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。重機類は片付けられたままで、午前中は土砂の陸揚げ、埋め立て工区への投入は行われていなかった。
台風対策で陸揚げしていたオイルフェンスを海に降ろし、再設置する作業が行われていた。
テント2周辺の草刈りをしたあと、午後12時45分頃、瀬嵩の海岸や森の上から大浦湾の様子を見た。
K9護岸では作業が行われていなかったが、K8護岸にはランプウェイ台船・明神3号が接岸し、土砂の陸揚げが行われていた。土砂の量が少なかったので、前の週の残りと思われる。
台風14号の影響でガット船が大浦湾に入れず、ランプウェイ台船はどれも空の状態だった。デッキバージから台船に土砂を積み替える作業が行われていて、このあと台船が移動し、K9護岸でも陸揚げ作業が再開されたと思われる。