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Channel: 海鳴りの島から
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本部港塩川地区/ベルトコンベヤーを使用した土砂積み込みが始まる

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 26日(水)は午後から本部港塩川地区に行き、辺野古埋め立て用土砂の積み込みに抗議した。途中、午後12時56分頃、安和の琉雄セメント桟橋に立ち寄ると、ガット船・第八丸喜丸に土砂を積み込んでいるところだった。

 午後1時6分頃、本部港塩川地区に着くと、南側の岸壁にガット船・神峰が接岸し、ベルトコンベヤー2台を使って土砂の積み込みが行われていた。先週、同港にベルトコンベヤーが持ち込まれ、組み立てが行われた。今日26日からベルトコンベヤーの使用が始まり、土砂積み込みの加速が図られている。

 2台のベルトコンベヤーは種類が違い、1台は茶色のマスに土砂を下ろし、ショベルカーですくってベルトコンベヤーに載せていた。もう1台はベルトコンベヤーの受け口に直接土砂を下ろしていた。

 ベルトコンベヤーを使用することによって、ランプウェイ台船からガット船に積み替える手間は省ける。一方で、ベルトコンベヤーや関連する資材を設置したことにより、土砂を積んだ車両が駐車したり、方向転換したりする場所が狭くなってしまった。土砂を積んで港内に待機できる車両が減少することは、抗議行動にプラスにはたらく。待機車両が多いと、途中で止めても土砂の積み込みは途切れない。

 1日の積み込み台数がどれだけ増えるか、あるいは月単位の積み込み台数がどれだけ増えるか、これから数字として出てくるだろう。現場の抗議行動でやることは同じであり、多くの市民が集まって車の流れをどれだけ止められるか、反対運動の力量が問われている。ベルトコンベヤーの設置に抗議するのは当然のことだが、現場で阻止・抗議行動をする人が増えなければ、どんなやり方だって工事は加速する。

 神峰は午後2時17分頃に土砂の積み込みを終え、同23分頃に出港していった。そのあと、午後3時2分頃に第八そうほう丸が着岸し、4時14分頃まで土砂の積み込みを行った。1時間ちょっとで積み込まれた土砂は少ないまま、4時32分頃に出港していった。午前中は寿鷲丸への積み込みが行われている。

 北側の岸壁ではランプウェイ台船・呉屋7号と第五明豊丸に土砂の積み込みが行われた。ベルトコンベヤー設置に目が行きがちだが、塩川からの土砂搬出量が増えるとすれば、むしろこの岸壁での積み込み分ではないかと思われる。抗議者が少なく、ここまでは手が回っていないのが現状だ。

 市民有志による抗議行動が続けられている。数か所で牛歩による抗議が行われ、土砂を積んだ工事車両はなかなか前に進めなかった。午後1時半頃、機動隊が呼ばれて規制が始まったが、そのあとも抗議が続いた。

 ダンプカーから直接土砂を下ろすショベルカーは、受け口に蓄積できる量が少ないので、次の車両が間に合わないと土砂が途切れてしまう。ベルトコンベヤーは動いているが、空回りしている状態がしばしば見られた。

 沖縄は新型コロナウイルスの新規感染者が300人を超えた。日本政府は1日も早く辺野古新基地建設工事を止めるべきであり、多くの人が現場に集まらざるを得ない状況をなくさないといけない。工事の強行によって感染者が出れば、その責任は政府にある。

 


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