24日(月)はカヌー7艇と抗議船2隻(平和丸・不屈)で海上行動を行った。
午前8時20分頃、ガット船3隻(marumasa1号、第二十八旭丸、第八高砂丸)が大浦湾を出ていった。
入れ替わりでガット船4隻(寿鷲丸、第八そうほう丸、第八丸喜丸、松龍丸)が大浦湾に入ってくるのに対し、航路付近でカヌーと平和丸で抗議した。
湾内には聖嘉が残っていて計5隻のガット船が、デッキバージとランプウェイ台船に土砂を移し替える作業を行った。
K8護岸ではすでに土砂の陸揚げが始まっていて、ガット船が入ったあと、カヌーメンバーは平和丸と不屈に分乗してK9護岸に向かった。
K9護岸でも2隻のランプウェイ台船が土砂の陸揚げを始めていた。そのうちの1隻が午前10時3分頃、陸揚げを終えて離岸した。
次のランプウェイ台船の準備ができていなくて、ガット船から土砂を移すのに時間がかかり、K9護岸に向かって移動を始めたのは午前11時20分頃となった。
その間、カヌーメンバーはフロート沿いや抗議船で待機した。ランプウェイ台船の準備が整ったのを確認してフロート内に入り、近づいてくる台船に対しカヌーを漕いで抗議した。
午後1時過ぎに松田ぬ浜に戻り、海上行動を終えた。
カヌーを片付けたあと草刈りなどの作業を行い、午後2時29分頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。K8・K9護岸から運ばれてきた土砂が、N5護岸を挟んで北側と南側の両工区に投入されていた。
トレーラー車で運んできたフレコンバッグを並べたり、フレコンバッグの上に造った②工区の北側と南側をつなぐ道路を整備する作業も行われていた。
キャンプ・シュワブ内で働いているある人によれば、埋め立て工区の青く見える所は、アジサシが産卵できないように目の細かいネットを張っているのだという。土砂を投入した場所にも産卵するので、毎朝車で回って確認しているとのこと。映画館近くにはアジサシが産卵した場所が2か所あり、周りを囲って立ち入り禁止にしているとの話だった。
あたかもアジサシを保護しているかのように装いながら、実際には産卵場所を奪い、辺野古の海、大浦湾から追い出しているのだ。ウミガメの産卵場所だった砂浜も破壊し、今は工事車両が行き交う仮設道路となっている。すでに造られただけでも、大きな自然破壊をもたらしている。工事の進行を傍観していてはいけない。
午後2時55分頃、キャンプ・シュワブゲート前に行き、この日3回目の資材搬入に抗議する市民有志の座り込みに参加した。
沖縄は昨日23日から新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言が発令されている。にもかかわらず新基地建設工事はいつもと変わりなく行われている。それを知らんふりしているわけにもいかないので、全体で10数人の市民が抗議を行った。
搬入されたのは海砂と川砂がほとんどで、ほかに空のトラックが入っていった。
午後3時44分頃、瀬嵩の海岸から大浦湾の様子を見た。K8・K9護岸ともに土砂の陸揚げが行われていた。
午後は新たにガット船3隻(鶴美丸、栄雄丸、國喜18)が入り、土砂の積み替えを行っていた。