20日(木)は本部港塩川地区に行き、辺野古埋め立て用土砂の積み込みに抗議した。
途中、午前9時前に安和の琉球セメント桟橋の様子を見た。ガット船美鍛丸が接岸し、土砂を積み込んでいるところだった。
午前9時7分頃、本部港塩川地区に行くと、ランプウェイ台船が3隻接岸し、辺野古新基地建設に使用する埋め立て用土砂の積み込みを行っていた。
いつもより積み込み場所が多いが、港内ではベルトコンベヤーの設置作業が行われていて、土砂を積んだ工事車両の動ける範囲が狭かった。車両の数も少なかったので、積み込んだ土砂の量が大幅に増えたわけではない。
この日は港内にベルトコンベヤーが運び込まれ、組み立て、設置作業が行われた。長期間雨ざらしになっていたのか、錆を落とし、錆止めを塗りながら、クレーン車を使って組み立て作業が午前、午後と続いた。
前日から引き続き、土砂を一時保管する入れ物の設置も行われ、取っ手の溶接などが行われていた。
沖縄は昨日19日に新型コロナウイルスの新規感染者が、初めて1日に200人を超した。20日も198人を数え、沖縄県の要請を受けて政府は5月23日から6月20日まで、沖縄県に緊急事態宣言を発令する方針を固めている。
こういう状況でも新基地建設工事は続けられている。抗議行動も少人数ながら、感染症対策を取って粘り強く続けられていて、1人で3人分頑張っている人もいる。にーせーぬ、ゆーちばとぅん。
全国に何万とあるはずの屋外の工事現場で、新型コロナウイルスのクラスターが発生したという話は聞かない。本部港塩川地区は海のそばで常に風が吹いている。港内は広く、マスクをきちんとつけて人との距離をとっていれば、感染のリスクは低い。
公務員の仕事にもいろいろあるのだが、だらだらと同じセリフをくり返す防衛局員もいれば、ボケーと突っ立っているだけの防衛局員もいる。
交代になればクーラーのきいた車で休み、スマホでゲームをして時間をつぶしている。新型コロナ下で生活苦にあえぐ人たちもいるというのに、税金泥棒としか言いようがない。
港入り口付近の陥没がひどい。土砂を積んで通行する大型車両の多さが分かる。この港は辺野古新基地建設のためにあるのか?そうではないはずだ。
工事車両も陥没にタイヤを取られないよう回避していた。事故の危険性がある状態で作業を行うこと自体がおかしい。即座に工事を中止し、補修すべきだ。
ベルトコンベヤーの設置にしても道路の陥没にしても辺野古の工事ありきで、県の管理姿勢はずさんすぎる。