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Channel: 海鳴りの島から
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K8・K9護岸で土砂陸揚げに抗議

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 15日(木)はカヌー9艇と抗議船3隻(平和丸・不屈・翔也丸)で海上行動を行った。

 午前8時18分頃、K8・K9にはすでにランプウェイ台船が接岸し、土砂の陸揚げが始まっていた。

 午前8時23分頃、ガット船3隻(清明、第百三十六伊勢丸、第二十八旭丸)が大浦湾を出て行った。この日は朝、新たに入ってくるガット船はなかった。

 大浦湾には前日から残っているガット船3隻(美鍛丸、神峰、第八そうほう丸)が停泊し、美鍛丸がランプウェイ台船に土砂を積み替えていた。

 午前8時38分頃、カヌー5艇と平和丸はK9護岸に移動した。直後に、土砂を陸揚げしていた2隻の台船のうち1隻が、作業を終えて離岸した。

 入れ替えで来る台船に抗議するため、カヌーに乗って準備した。しかし、土砂は載っているのに台船はなかなか移動せず、午後9時50分過ぎまでフロート沿いで待機した。

 午前9時52分頃、K8護岸近くにいたカヌー4艇も不屈でK9護岸に移動して来た。ちょうどK9護岸に土砂を積んだ台船が向かい始めた頃で、午前10時すぎ、近づいてくる台船にカヌー9艇で抗議した。

 K9護岸で海保に拘束され、カヌチャリゾート沖で解放されたあと、すぐにK8護岸に向かった。

 K8護岸に接岸しているランプウェイ台船・屋部7号の土砂は残り僅かで、午前11時16分頃、土砂の陸揚げを終えてショベルカーが台船を降りた。

 入れ替えで次のランプウェイ台船・明神3号が近づいてくるのに合わせ、カヌー9艇でオイルフェンスを越えて抗議した。

 昨日は旧暦3月3日で、沖縄では浜下りをして楽しむ日だ。昔は女の子の汚れを浄めるということで、海水で体を洗ったりもした。残念ながら今年は浜下りを楽しむ余裕がなかった。

 辺野古側の海岸は護岸が造られ、埋め立てが進んでかつての面影すらない。4月の中旬となり、ウミガメの産卵期を迎えるが、産卵場所だった砂浜も破壊された。

 ウミガメはどこの砂浜にでも産卵するのではない。波が洗わないほどの奥行きや砂の質、光、人の動きなど、産卵に適した場所が少なくなっている。産卵場所を破壊したうえで、近くに代替地を造ればいい、というものではないのだ。

 午後2時16分頃、豊原の高台から大浦湾の様子を見た。K8・K9護岸ともに土砂の陸揚げが続けられていて、②工区への投入が進められていた。

 上の写真で奥の方の辺野古崎に近い工区では、嵩上げ工事が行われているようだ。K4護岸側から進められているようで、団粒化剤で緑に染まった埋め立て地に、新たな土砂が敷かれて茶色く見える。

 午後3時24分頃、瀬嵩の海岸から大浦湾の様子を見た。K9護岸には2隻のランプウェイ台船が接岸し、土砂の陸揚げを行っていた。K8護岸では明神3号が土砂の陸揚げを続けていた。

 午前に続き、午後もデッキバージからベルトコンベアーを使い、ランプウェイ台船に土砂を移す作業が行われていた。

 午後3時28分頃、ガット船2隻(第八そうほう丸、神峰)が大浦湾から出て行った。この時点で、大浦湾にガット船の姿が無くなっていた。ガット船による土砂の補給が順調なら、デッキバージの土砂を使う必要はない。今日は補給が途切れていた。

 沖縄でも新型コロナウイルスの感染が拡大しているが、新基地建設工事は止まらない。海上抗議行動は、感染防止策をとったうえで継続している。

 テント2の敷地にウコンの花が咲いている。

 実家ではアマリリスが咲いている。写真の花は種から自生したもので、ユリと同じように種が飛んであちこちから生えてくる。


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