7日(水)は午前7時10分頃、瀬嵩の海岸から大浦湾の様子を見た。K8・K9護岸ともにランプウェイ台船が着岸し、ショベルカーが乗り込んで積んでいる土砂を均していた。K9護岸ではダンプカーも並び始めていて、土砂の陸揚げを始める準備をしているようだった。
午前8時28分頃、名護市安和の琉球セメント新桟橋に行き、カヌー10艇とゴムボート1隻(やいま)で、埋め立て用土砂の積み込みに海上から抗議した。
新桟橋には、この日1隻目のガット船・國喜18が接岸し、土砂の積み込みを行っていた。カヌーチームは準備を整えると、午前8時45分頃に浜を出発し、新桟橋の下やガット船の周辺で抗議行動を展開した。
國喜18の出航は午前9時45分頃と見込まれていたが、抗議行動によって実際に新桟橋を離れたのは、午前11時5分頃となった。入れ替わりに2隻目のガット船・神峰が午前11時25分頃、新桟橋に着岸した。
いつもならすぐに土砂の積み込みが始まるのだが、この日は午後12時までその動きがなく、そのまま昼休みに入った。ベルトコンベアーに不具合があったのだろうか。
國喜18への土砂積み込みは午後1時過ぎから始まった。積み込みが終わるまで2時間ほどかかるので、午後は新桟橋の出入り口で行われている土砂搬入への抗議行動に参加した。
外から運ばれてくる土砂と、中の仮置き場から運ばれる土砂が、ガット船に積み込まれていく。右折、左折、直進と3方から入ってくるダンプカーに、市民10数人がゆっくりと歩いて進行を遅らせた。
昨日、今日と本部港塩川区での土砂積み込みは行われていないようだった。
海上行動メンバーは午後2時過ぎに安和を離れ、辺野古に戻ってカヌーなどを片付けた。
午後3時39分頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。K8護岸にはランプウェイ台船が接岸し、K9護岸から運ばれてきた土砂とともに②工区のK3護岸近くや中央部付近に投入していた。
②工区では土砂投入と同時に、ショベルカーが掘削作業や砂利を敷き詰める作業も行っている。排水施設関連の作業だろうか。
大阪府や兵庫県、宮城県で新型コロナウイルスの感染が急拡大していることが報じられている。沖縄でも7日は155人の新規感染者が出た。第3波以上の感染拡大が予想され、変異ウイルスの増加も懸念されている。しかし、こういう状況でも辺野古新基地建設は止まらない。
飲食業や観光業に与える打撃は長期化し、県が支援しようにも財政がひっ迫している。そういう状況下で、辺野古新基地建設のために、莫大な予算が浪費されているのだ。安和や辺野古で工事の様子を見ながら、怒りが込み上げてならない。
午後4時7分頃,瀬嵩の海岸から大浦湾の様子を見た。ランプウェイ台船がK9護岸には2隻、K8護岸には1隻接岸し、土砂の陸揚げを行っていた。
湾内に停泊しているガット船は1隻もなかった。海が荒れているせいで、土砂の海上運送がうまく回っていない。