22日(金)は午前7時28分頃、名護市安和の琉球セメント新桟橋の様子を見てから、本部港塩川地区に行った。新桟橋ではガット船・栄雄丸が接岸し、辺野古埋め立て用土砂の積み込みを行っていた。
途中、塩川沖に停泊するガット船の写真を撮り、午前7時55分頃、本部港塩川地区に行った。岸壁にはランプウェイ台船・呉屋5号と7号が接岸し、土砂の積み込みを行っていた。
午前8時2分頃、呉屋7号のランプウェイと岸壁が接する部分を見ていた現場作業のリーダーたちが、入ろうとしたダンプカーを止めた。そのあと、土砂を運んできたダンプカーはすべて呉屋5号に回され、呉屋7号への積み込みは中止となった。
この日は午前中、断続的に雨が降った。ランプウェイ付近から濁水が流れ落ちたせいではないか、と指摘する人もいた。実際、リーダーたちがランプウェイの接蝕地点や海を見ていたので、その可能性はある。この日は天候が悪く午前中で作業が切り上げられたが、呉屋7号が離岸したあとも、こちらの岸壁は使用されなかった。
呉屋7号は結局、半時間ほど少量の土砂を積んだだけで、午前8時47分頃に離岸すると、沖に出て第百三十六伊勢丸に土砂を積み替えていた。
呉屋5号もいつもよりだいぶ早く、午前9時7分頃に入ったダンプカーを最後に、同9時9分頃離岸し沖に出て行った。
沖ではすでに3隻のランプウェイ台船が土砂の積み替えを行っていて、岸壁に来る台船がなかったので安和に移動した。
安和の琉球セメント新桟橋では、市民有志による抗議行動が取り組まれていて、午前9時40分頃から11時過ぎまで参加した。こちらでも機動隊との接触を避けるようにし、抗議が続けられている。
仮置き場には大量の土砂が積まれていた。外から土砂を運んでくるダンプと仮置き場の土砂を運ぶダンプがベルトコンベアに向かい、栄雄丸に積み込んでいた。
栄雄丸は午前11時頃離岸し、塩川沖に向かっていった。そのあと2隻目の美鍛丸が着岸し、土砂を積み込んだ。
午前11時38分頃、本部港塩川地区に戻ると、ランプウェイ台船・呉屋2号が土砂の積み込みを行っていた。同船は午後12時10分に積み込みを終えて離岸した。この日の塩川地区での積み込みはこれで終了した。
天候が悪く、昨日に続き今日もガット船は塩川沖にとどまり、大浦湾に土砂を運んでいない。大半の船は土砂を積んで待機しており、新たな積み込みができない状態となっている。海上搬送は気象に左右されるので、こうやって遅れが生じる。
作業員が緑のフェンスなどを片付ける間、テイケイの警備員たちが港内に整列させられていた。整列の準備からだと10分以上、小雨が降る中に立たされていた。
近くでテイケイの仕事ぶりを見ていると、上司の部下に対する言葉遣いが乱暴だ。帰りの車に移動するときも2列縦隊で行進させられていた。軍隊調で見ていて気持ち悪く、冬の雨に耐えている警備員たちが哀れだった。