21日(木)は午前中、抗議船2隻を出して辺野古崎側と大浦湾側から工事の様子を監視した。沖縄県独自の緊急事態宣言を踏まえ、今週はカヌーによる行動は控えている。
午前8時28分頃、辺野古崎付近に着くとK8護岸では土砂の陸揚げが始まっていた。
K9護岸では接岸しているランプウェイ台船が見られず、土砂の陸揚げは行われていなかった。土砂を積んだランプウェイ台船は用意されていたので、K9護岸の方は波が高いのかと思ったが、理由ははっきりしない。この日は海人の警戒船も出ておらず、ガット船も大浦湾に入ってこなかった。
午前9時59分頃、1隻目のランプウェイ台船の土砂陸揚げが終わり、ショベルカーが台船を降りた。そのあと2隻目の屋部5号と入れ替え作業が行われた。
キャンプ・シュワブの映画館の近くで建設が進むアーチ形屋根の建物は、屋根をふく工事が進められていて、もうすぐ終わりそうだ。
K4護岸とK3護岸では嵩上げ工事が続けられている。型枠ではK4護岸とK3護岸の角が壁でつながっている。残念ながら、ここまで工事が進んでしまった。
K1護岸まで様子を見たあと辺野古漁港に戻り、海上監視行動を午前10時半頃に終えた。
午前11時27分頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。K8護岸ではランプウェイ台船・屋部5号が土砂の陸揚げを行っていた。
②工区のK2護岸側に土砂は投入されていたが、K9護岸での陸揚げが行われていないので、ダンプカーの動きは少ない。いつものように数珠つなぎになることはなかった。
埋め立て地に作業員が出て、ブルーシートを広げて地面を覆う作業を行っていた。
K4護岸側の掘削場所では、ショベルカーが縁の部分を削っていたが、この時間帯には目立った作業はなかった。
午前11時53分頃、キャンプ・シュワブの工事用ゲート前に行き、2回目の資材搬入に対する抗議行動に参加した。沖縄県独自の緊急事態宣言が出て2日目、市民有志による座り込みが続けられている。機動隊との接触をできるだけ避け、デモも静かに行われていた。
午後1時15分頃、辺野古弾薬庫近くの歩道から大浦湾の様子を見ていると、ミキサー車1台が弾薬庫内を奥の方に進んでいった。改築工事が続いているようだ。
午前1時半頃、瀬嵩の森から大浦湾の様子を見た。K9護岸に接岸しているランプウェイ台船はなく、土砂の陸揚げは行われていなかった。K8護岸では屋部5号による陸揚げが続けられていた。
ガット船は栄雄丸と聖嶺の2隻が停泊していたが、ランプウェイ台船に土砂を移し替える作業は行われていなかった。栄雄丸は午後1時36分頃、大浦湾から出て行った。船体がかなり揺れていて、波が荒いようだった。この日は新たに大浦湾に入ったガット船はなかった。
デッキバージは真ん中の重機が載っている所を除いて、前後に土砂が満載になっていた。しかし、空のランプウェイ台船に移し替える作業は行われていなかった。埋め立てに直接関わる作業はK8護岸の土砂陸揚げのみで、ほかの作業は止まっていた。
警戒船が出ておらず、塩川沖からのガット船の移動もなかったことを考えると、海が荒れているので海上作業を控えたのかもしれない。