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Channel: 海鳴りの島から
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緊急事態宣言が迫る中での辺野古ゲート前抗議行動

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 18日(月)は午前8時55分頃と午前11時52分頃にキャンプ・シュワブゲート前に行き、1回目と2回目の資材搬入に抗議する座り込みに参加した。沖縄も新型コロナウイルスの感染が拡大し、この日の午後には沖縄県として緊急事態宣言を出すための議論がなされた。密や接触を避けるよう呼びかけがなされたが、参加者それぞれの思いがあって、機動隊に強制排除される場面もあった。

 沖縄島北部=ヤンバルでは病床数がひっ迫し、新たな感染者の受け入れが困難になりつつある。高齢者の多い地域だけに不安を覚えている人は多い。こういう状況で工事を強行し続ける日本政府・沖縄防衛局への怒りは高まるばかりだが、同時に自らや周りの人の感染を防ぎ、地域の理解も得る形で抗議行動を進めなければいけない。

 明日には沖縄県として緊急事態宣言が出されそうだ。まずは感染拡大を止めないと、安心して抗議行動を取り組むこともできない。どのような形で行動を続けるかを議論し、できる限りのことをやっていくしかない。

 ミキサー車やアスファルト舗装の材料に紛れて、海保のゴムボートも3隻搬入された。

 

 1回目の資材搬入では、工事車両が多すぎてゲート内に入りきれず、一般車両を巻き込んで渋滞を引き起こしていた。市民から非難の声が上がり、民間警備員(アルソック)が慌てて工事車両を通過させていた。工事車両はUターンして入らざるを得なかった。

 辺野古ダムには単管やぐらとゴムボート、筏が置かれたままだが、午前中を見る限り、作業は行われていなかった。

 午前10時38分頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。K8護岸にはランプウェイ台船・屋部7号が接岸し、土砂の陸揚げを行っていた。K9護岸から運ばれてきた土砂と合わせて、②工区の中央部やK2護岸近くに投入されていた。

 ゲートから入ったミキサー車は、K4護岸とK3護岸の嵩上げ工事で生コンを打設していた。

 K4護岸側で行われていた掘削工事は、海面近くまで掘り下げられていた。

 掘り出された土砂は、そばの海に投入されて陸側の埋め立て地に伸びている。

 午前10時57分頃から、辺野古弾薬庫近くの歩道や瀬嵩の森から大浦湾の様子を見た。K9護岸には2隻、K8護岸には1隻のランプウェイ台船が停泊し、土砂の陸揚げを行っていた。

 ガット船は聖嶺、栄雄丸、進朋が停泊し、土砂の積み替えを行っていた。デッキバージからランプウェイ台船への土砂積み替えも行われていた。

 夜11時半頃の船舶位置情報では、大浦湾には聖嘉、鶴見丸、第八丸喜丸が停泊している。塩川沖から大浦湾に第八高砂丸、第百三十六伊勢丸、神峰、marumasa1号が移動中。

 辺野古崎の作業ヤード付近に昨年からドーム状の構築物が見える。その付近で生コンの打設が行われていた。

 沖縄の冬はパンジギー(ハゼの木)の紅葉と桜の花が同時に見られる。写真は辺野古ダム浄水場周辺の森のパンジギー。

 


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