Quantcast
Channel: 海鳴りの島から
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2937

本部港塩川地区で土砂積み込みに抗議

$
0
0

 13日(水)は午前中、本部港塩川地区に行き、ランプウェイ台船への土砂積み込みに抗議した。途中、午前7時42分頃、安和の琉球セメント新桟橋の様子を見ると、ガット船・聖嶺が接岸し、土砂の積み込みを行っていた。

 ほかに塩川沖にはガット船が9隻(marumasa1号、同2号、同3号、國喜18,第百三十六伊勢丸、第八そうほう丸、進朋、寿鷲丸、松龍丸)停泊していた。

 午前8時ごろ、本部港塩川地区に行くと、東栄三号と呉屋7号の2隻のランプウェイ台船が接岸し、土砂の積み込みを行っていた。雨の日が続いたため粘土のような赤土が大量に混じり、これが岩ずりかというような代物を国が高額で買い取って辺野古の海に投じている。

 予算を浪費し、自然を破壊し、沖縄の民意を踏みにじる。新型コロナウイルスの感染拡大で医療崩壊が言われ、生活困窮者が急増する中で、こんな愚劣な工事が続けられている。

 大潮の満潮で岸壁に対しランプウェイ台船の位置が高かった。呉屋7号は東栄三号に比べてランプウェイが短いため角度が急となり、ダンプカーの乗り降りも慎重になっていた。いつもは3台同時に入って土砂を下ろしているが、この日は2台にとどめていた。

 中には前のバンパーをこすってしまい、呉屋7号に入るのをあきらめて東栄三号に回るダンプカーもあった。

 作業員が台船からロープを下ろし、段差を解消しようとしていたが、本来なら潮が引いて工事車両が安全に乗り降りできるまで、作業を止めるべきだろう。

 午前9時54分頃、呉屋7号が積み込みを終えて離岸した。いつもは9時半頃に離岸するので、積み込みの遅れが生じている。呉屋7号がタグボートに曳かれて沖に出ると、ガット船・進朋が横付けして土砂を積み替えた。

 呉屋7号が離岸した後には、3隻目のランプウェイ台船・屋部2号が10時10分頃に着岸し、土砂の積み込みを始めた。

 隣で積み込みをしていた東栄三号は10時9分頃に離岸し、入れ替わりに4隻目のランプウェイ台船・呉屋5号が10時21分頃に着岸した。

 人数は少なくてもポイントを押さえることで、有効な抗議を行うことができる。ダンプカーの列ができて出入りが停滞し、警察の増援がなされたが、本部港塩川地区で土砂の積み込みを減らせば、辺野古の埋め立て量を減らすことができる。埋め立て工事に対し一番影響を与えられる現場であり、多くの人が駆けつけてほしい。

 テイケイのマウスシールドの透明カバーが、以前より大きくなっていた。やはり気にはしているようだが、こんな小手先の変化では大した違いはない。今さら不織布マスクをつけると、これまでの誤りを認めることになり、変えるに変えられないのだろう。

 テイケイは新型コロナウイルスを甘く見て、初期対応を誤った。市民の前にマウスシールドで出れば、今の状況ではどこの現場でも批判を免れない。感染防止や公衆衛生をわきまえない、と企業評価を落とすのは必至だ。硬直した企業体質故の自業自得である。

 テイケイは行動が軍隊調で規律を重視しているようだが、休憩所では警備員がマスクもしないでタバコを吸い、談笑している。規律が厳しい分、気が抜けるのか。休憩時も不織布マスクの着用を禁止されているのか。テイケイは労働者の安全にもっと配慮すべきだ。


Viewing all articles
Browse latest Browse all 2937

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>