3日(木)は午前11時57分頃、辺野古のキャンプ・シュワブゲート前に行き、2回目の資材搬入に対する抗議行動に参加した。木曜日は市民の参加が多いので、機動隊もいつもの倍近く出てくる。最初は「説得」を行っているが、市民の抗議と抵抗が続くと、力尽くで排除をくり返した。
全国的に新型コロナウイルスの感染が拡大するなか、密の状態を避けたいのは市民も県警も一緒だ。諸悪の根源は沖縄の民意を無視して工事を強行している菅政権にある。完成のめどが立たない新基地建設を見直すことなく、予算を浪費して辺野古の海を破壊し続けている。
女性が持つプラカードにあるように1日も早く工事を中止して、予算を「コロナ対策」に回すべきなのだ。現場の医師たちが医療崩壊の危機を訴えるなか、何と愚かな工事を続けているのか。
辺野古ダム周辺では今日も、美謝川の切り替えに向けたボーリング調査が行われていた。国道沿いに目隠し用のブルーシートが張られ、新たな場所でのボーリング調査も始まっていた。
ゲート前に行く前、午前11時14分頃に瀬嵩の海岸から大浦湾の様子を見た。K9護岸では接岸しているランプウェイ台船はなく、土砂の陸揚げは行われていなかった。せっかく設置したスパッド台船も、生かされないままとなっている。
K8護岸では土砂の陸揚げが終わったのか、ショベルカーが台船から降り、護岸上を辺野古崎の方に移動していった。
沖縄島周辺が時化ていて、今日もガット船が大浦湾に入っていない。ガット船は第八藤進とmarumasa2号の2隻が金武湾に停泊しているほかは、塩川沖に停泊している。波が高くて大浦湾に移動できないようだ。
湾内のランプウェイ台船には土砂が積まれたものもある。だが、補給ができないためか、土砂の陸揚げもK8護岸で時間を限定して行われているだけだ。埋め立て作業は天候不良のため明らかに遅滞している。K9護岸先端にスパッド台船を設置しても、土砂を運んでこられないのではどうしようもない。
午前11時37分頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。K8護岸にはランプウェイ台船・屋部7号が接岸していたが、土砂は空の状態で、埋め立て工事は行われていなかった。
K4護岸では嵩上げ工事が行われていた。ミキサー車から生コンを打設していたが、テントを張っている場所が一部にあった。何の作業をしているのか、注意して見ておきたい。